3/18の主張             文は田島薫



(文化度について)

私の家は小さな石段状の坂の下にあってその坂の登り切る途中の

小さな家のわきに20メートルぐらいの大きなけやきの木があった。

住宅街なので、あたりに小さな植木を植えてる家なんかもあったけど、

その木のまわりには気持ちのいいほんものの日陰や、風や、小鳥の声

があった。


休日の朝からずっとモーターの音がひびいていたが、窓の外を見ても

どこからかわからない。なんの工事だろと思っていた。

たまたま夕方外へ出て坂の方を見てみると、けやきの木が下の方から

バッサリ切られていた。ノッペラボー、あたりの雰囲気もノッペラボー

に変貌していた。


その場所はあたり一帯を所有している地主のものなのだが、何のために

切ったのだろうか。木の枝は高くそびえ、ほとんど石段(車は通れな

い)部分にあって、土地利用の邪魔にはなってないはずなのだ。

それに前もって、近所で切るなどという話を聞いたことはなかったし、

いきなりの蛮行だった。

分かってたら、環境保護課に訴えるとこだったのに、残念だ。


自分の土地の木は自由に切っていいと考える人がいたら、間違いだと、

言いたい。しかも、なん10年の大木は、公共のものと考えるべきだ。

自治体にその場所を買い取ってもらうことだってできるかも知れない。


ばかやろー、みんなの木を切るなー!と私は言いたい。


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