連載●文はクボユーシロー

ユーシロさんの 食い物話 8


(Wカップ日露戦争)

6月9日の日露戦争を浦和西口あの有名居酒屋『力』の近くの洋風居酒屋

の2階で見た。

試合の30分以上前に入ったのに中は満席(すでにテーブルは脇に寄せら

れ、フロアーに隙間無く椅子を置き60名ぐらいのミニ・シアター状態)、

いつから飲んでいるのか元気な青年たちはみんな脳みそ沸騰、ハイテン

ション上がりっぱなし状態で騒ぎまくっていた。なお、稲本がゴールし

た時の店内状態はここでは書かないし、終了の笛が鳴った時の様子も書

かない。

話を本題の食べ物に戻す。サッカー観戦時の正しい飲食についていい加

減なやつらが多いので、ここはひとつビシッと言っておく。40年近くの

サッカー観戦から言えることは四季折々の試合に合わせた飲食をちゃん

と準備しないとろくな観戦にならない、つまりサッカーをエンジョイで

きないと言う事である。2時間近くのサッカーの試合中なにも飲み食い

しないやつらがたまにいる。坊主の修行じゃあるまいしとんでもない話

である。

まず暑い時の観戦に僕が普段持っていく物を広げてみる。水と氷の入っ

た小型のマホウ瓶(これは夏も冬も必需品、最近は高品質でしゃれた物が

安く揃ってる)、カップ入り焼酎(180cc)、パックのウーロン茶、乾き物お

つまみ類3種、おにぎり3個、菓子パン1個、プリン、バナナ2本といっ

たものか。自分の好きなものを少し多めに用意する、全部食べ切る時も

あるがいつも少し残る。夏の炎天下では水分を多めに、酒は飲みすぎる

とばてるので注意、なお帽子と長袖のシャツは必需品である(半そでだと

腕をヤケドする)。買い物は前もってスーパーやコンビニで済ませる。会

場近くでは売り切れてる場合があったり欲しい物が無いときが多い。ま

して会場内などもってのほか、高いばかりでろくな物がない。(最近、酒

の持ち込み禁止などというふざけた試合があるが、そんなものいちいち

守ってたらサッカーなんか見てられない、頭を使ってきちんと持ち込む)

サッカーの観戦ってものは応援してるほうのチームが弱かったり、だら

だらしたすごい凡戦だったりと結構ストレスが溜まる時が多い。こんな

時はもう飲み食いだけが頼りになる。

(つづく)



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