1/15の主張 文は田島薫
(いいこちゃん教育について)先日たまたま見たテレビで、塩崎さんという心理学者がでてて、
アメリカの児童教育と日本のそれとの違いというのを説明していた。
アメリカでは、「自主性、独立心、違った意見を認める」といったことを、日本では「従順、協調、情緒的安定」といったことを、
第一に身につけさせようとしていると。
帰国子女でもある塩崎さんは日本に帰ってから、自己主張を故意に押さえなければならない日本人社会にカルチャーショックを
受けたそうだ。
その日見た新聞で、息子に自殺された両親の話という記事があった。明るくて、成績もよく、なんの心配もかけなかった息子にある日、
ささいなことで、父親が怒鳴りつけたことをきっかけに、彼は自殺を
考えるようになったそうだ。
それから、息子は一方的な両親批判を始めたのだが、両親はそれに
正面から向き合っていかなかったようだ。
結局、表面だけうまくいってる間はいいのだが、他人との意見の違いを確認し合うことがない生活は、それによってこそ
確立していくはずの内面の充実がなく、簡単に挫折や、人間不信
を起こし、ひとりよがりの主張でからまわりする他なくなるのだろう。
日本にも「腹を割って話す」といった言葉もあるんだけど、アメリカではあたりまえのことが、日本では、わざわざ、ことわりと
して、使われなけりゃならないといった現実が問題なのだろう。
やはり、表面だけ、うまくいっているように見えればそれでよしとするような、日本の教育は間違っていると思う。