2/25の主張             文は田島薫



(悪の枢軸についてパート2)

悪の枢軸の国には折があったら、正義を守るために

空爆しちゃおうかと考えていると発言する米国の

ブッシュ大統領は、本当に正直そうな目をしている。

本気で正義を信じているのかも知れない。


しかし、ちょっと変だなと思うのは、

大きな政策のたびに、彼はいちいち父親のブッシュに

相談するそうで、いろいろアドバイスするその父親の

ブッシュはテキサスの武器メーカーの顧問をしている

というのだ。


湾岸戦争の時、父親ブッシュはイラクのクウェート

侵略を阻止・制裁を名目にピンポイント攻撃と言いつつ

誤爆で病院や民家に大量の犠牲者を出した。ちょうど

今度のアフガン爆撃みたいに。


そして、これはマスコミの情緒的世論迎合体質による部分も

大きいのだが、その時も今度も連日大騒ぎしたニューヨーク

連続テロ報道の被害者以上にのぼると見られる

罪のない民衆の犠牲には、しかたない知ったこっちゃない、

と報道もほとんどされないのだ。


罪のない人を殺すことが悪だとしたら、名指しされた国が

悪で、米国が正義だと言えるだろうか。


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