8/12の主張             文は田島薫



(田中真紀子氏辞任について)

田中真紀子議員が公設秘書給与の不法会計処理をとがめられ

「責任をとって」辞任表明した。


彼女の場合も先の辻元議員と似てて、公設秘書給与をいったん

彼女の会社に引き上げ、そのまま全額ではなく、兼任の社員給与と

調整を計って支払いし、差額を私設秘書給与に当てたらしい。


とがめる方は、国からの公設秘書給与は全額当人に行かなければ

法律違反だというのが論拠のすべてだ。


現実には、当の公設秘書は秘書としての実働はわずかで、兼任の

真紀子氏の会社の社員としての仕事が主だったようなのに、とがめる

側の論理に従えば、社員としての数百万の給与の他に公設秘書の

1千万近い給与も全額当人に与えればいいということになる。


私利私欲のない辻元方式ワークシェアリングけっこうじゃないか。

問題にすべきは仕事実体の内容を問題にしないで出す、国の歳出体質

なのだ。これは全政治家、公益法人、天下り官僚にかかわっている。


些末な法律違反に鬼の首をとったような大騒ぎ政治家の小物ぶりに

もがっかりさせられる。そこからもっと本質的な制度改革に発展

させられるような立法提案などできないのだろうか。

アーイケナインダニ、ってのは小学生がやるレベルだ。

党利党略なんだろうが、重大な問題が山積している時、そんなレベル

の追求だったら時間かけずにてきぱき済ませたらどうなんだ。


真紀子さんも自分の弁解答弁に矛盾を感じたんだろうけど、改革の

志は本物だったんだし、そんな突き上げぐらいでやめんなよな。



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