4/1の主張             文は田島薫



(良識もどきについて)

最近多い青少年の犯罪などの原因が、テレビやネットなどの

暴力、性描写などの乱れから来ていると考えた人々がいて、

自民党の一部でも、青少年に対する、有害情報を規制しようとする

法案を出そうとしているようだ。


これは一見いいことのように見えるので、考えの浅い人は

「それも必要なことじゃない」などと言ってしまいがちなんだけど、


「表現の自由」ってものは、人間生活の基本中の基本であって、

どんな権力でもそれは侵害してはならないものなのだ。


人に悪影響を与える表現と感じた個人がそれを批判することは、

自由だ。それはどんな表現も自由になされる結果として可能なのだ。


国家が人々の自由発想に善悪を決めつけて規制していったら、

文化の発展はありえないし、第一それを判断できる神のごとき

人物が国会の中にいると言うのか。なら手を上げてみてほしい。

われわれ国民がみんなで彼を糾弾してみたい。


かって、ナチスのヒトラーがそれをやって、政治文化共に暗黒の

時代を作ったことを忘れてはいけない。



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