6/13のねこさん        文は田島薫

小ミケがそこにいた


先週の火曜、なんかの支払いついでに近所のスーパーも寄って水やら玉ねぎなんかを

いっぱい買って帰って来て稲荷神社となりの家の前まで来たら、ミケの小さい方が道

路に出て寝そべってた。ねこさん私と目が合うと一瞬逃げるようなかっこーをしたん

だけど、私が色々話しかけてたら、思いとどまったように見えたんで、近づきながら、

きょうはひとりなのか?って話しかけてたら、そう、ひとりなの、って声が聞こえて、

垣根の横から奥の家の奥さんが出て来た。奥の家のさらに奥の家が改修中でその音を

ねこさんはいやがってるんだ、ってねこさんに代わって言ったりしてる奥さんのそば

でねこさん、もうすっかり安心したようにくつろいでる。


昼寝してると、ど〜も、なんだかここんとこ落ち着かないもんで、こ〜やって、外へ

出て来ちゃうんだよね、も〜最近じゃここのあったまった場所が一番気持い〜ね〜、

も〜ここで、ずっと、過ごしちゃうことにすっかね〜、ここに住んじゃおか〜、って

思ったとたんに、だれかが来んだよね、やだね、そば来られてべたべたいじられちゃ

うのもうっとーしーし、にくたらしー顔してじゃまそーに、あっち行け、って言われ

るのはもっとやだし、ほらほら、あ、あのおじゃま2人組のひとりだ、やばい、あ、

あっちからおばさんが来たから助けてもらえっか、じゃ、いっか、なんだか色々話し

してこんにゃろめは、おばさんがおっぱらってくれんね、よかったよかった。


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