6/3のねこさん 文は田島薫
シックテラス王
先週末、家人と自転車で食料の買い出し行く途中のねこよこちょう入口角の家、庭をの
ぞくと、テラスに上がる階段の上がり切ったとこに百獣の王ライオンの風情でシックが
寝そべっていたんで、おお、って手を上げて合図したら、こっちじっと見ていた。
マーケットやスーパーをはしごして帰って来てまた、テラスをのぞくと、今度は手すり
にかけられたおなじみのマットの上に悠然と立ってたんで、また、おお、って手を上げ
て合図したら、また、こっちをじっと見ていた。
きょうは暑くもなく寒くもなく、ちょ〜どい〜天気だから、木の入れ物のかげにいなく
てもだいじゃぶ、だから、も〜、ぼくは好きなとこで寝てい〜、つ〜わけなんだね〜、
この広い台の上はも〜、全部ぼくのもん、ってことなんだね〜、ぼくはここの王様、っ
てことになるのかな?いや〜、まいったまいった、かっくよすぎて。こ〜、この見晴ら
しいーとこから、そのへんのきれいなけしきでもながめてみっか、つってると、あり?
なんか向こうでうすぎたないもんが手ふってるぞ、だめだよー、王様に気安く手ふっち
ゃ、くらっ、しっしっ、むこー行きなさいよー、つってるぼくの目をよーく見てみー。