12/30のねこさん 文は田島薫
夕日の時間
土曜の午後遅く、マーケットをはしごして家人と正月用の食料の買い出しなんかをした
後、近所のスーパーに「純水」をもらいに行く時はそろそろ夕日が沈む時間で、家の前
の坂を上がって、帰りに回って来る稲荷神社の方を見るととなりの家のアプローチの石
段の上にねこさん3人が座ってて、全員こっちに顔を向けてた。
や〜、食った食った。食後の時間、こ〜してみんなで、この少し高いとこで、あっちの
赤いおひさまさんが下りてって、暗くなってくまで見てるのは、好きなんだよな〜ぼく
らは、なんつ〜のか、あのおひさまさんとぼくらがひとつんなる、つ〜か、や〜、きょ
うもみんなでおひさまさんといっぱい遊んで、ごはんもいっぱい食って、よかったよか
った、っておひさまさんと、じゃ、またあしたね〜、って、言ってるとこに、おひさま
さんの前にじゃやまもんの影がふたつ、あの2人組か〜、だめだよ〜、そこのまん中に
立ち止ってちゃ、はやくそこどかなくちゃ、おひさまさんのじゃまだろ、ばーろー。