3/31のしゅちょう 文は田島薫
(戦争を止める方法、について 151)
ガザではネタニヤフ首相による一方的攻撃が続いてて、先週か
ら更に200人の死亡が上乗せされ、ハマスによるテロで1200人
が殺された復讐に今日までにパレスチナ人の5万人以上を殺し、
まだこれは始まりに過ぎないなどと言ってるようだ。
ウクライナでは、トランプ大統領の停戦案にゼレンスキー大統
領は以前よりは妥協を受け入れる姿勢を示してるのに対し、プ
ーチン大統領はそれにのらりくらりと対応して攻撃を続けてい
て、ウクライナ側でも数万の死者を出してて、ロシア側だって
兵士の死者は10万を超えてるようなのに、それを気にしてない
模様だから、人命尊重を言ってるトランプ大統領の方が正当性
があるように見える。
そんなトランプ大統領も、イスラエルによるガザ攻撃について
は支持してるようだから、人命尊重も限定つきのようだ。
トランプ大統領はハマスに拉致された人質解放をしなければ、
ハマス側が悲惨なめに遭うだろうと、脅しをしてたのに、それ
に従わなかったためだ、って言い訳をつけてそれを正当化して
るのだけど、ハマス側の恒久和平の要求を受け入れないネタニ
ヤフ首相の独善を支持する不公正さについては考えないように
しているのかもしれない。
プーチン大統領とネタニヤフ首相と多分ゼレンスキー大統領も
ハマスも共通点は、自分の信じる正義の貫徹重視のために他国
民はもちろん自国民の命の犠牲さえ気にしてない、ってことで、
けっきょく、死ぬのは大統領や首相やリーダーである自分自身
以外だからなのだ。
停戦交渉でさえ、リーダーである自分の手柄や自国の利益の多
くなるための手段として戦争継続を先導してるのだ。
国土拡大や他国からの攻撃防御のためなどと他国を敵視して、
場合によっちゃ専制攻撃もありうる、などと考える傾向は、彼
らが特別ではなくて、わが国も含めて、緊張感を持つ情況にな
れば同じことを始める可能性はどの国にもあるのだ。
問題は他国を敵視する前に他国から自国はどう見られてるのか
をよく検証して、相互敵視の情況があればすみやかに脱して、
相互信頼を築く親善交流を徹底するのがいいのだ。
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