3/24のしゅちょう 文は田島薫
(戦争を止める方法、について 150)
2ヶ月の停戦をガザ住民たちは祝って喜んで、これで恒久的な
停戦になることを期待してたろうに、イスラエル側の都合で一
段階めの停戦条件のまま延長して、ハマス側にいる人質を解放
を先にすることを要求したもんで、恒久停戦を求めるハマスは
当初の予定通り二段階めに進めるべきとの立場で、これを拒否
したため、自国側の人質を解放した後は、強硬にハマス壊滅作
戦したいネタニヤフ政権は、「ハマスが人質解放と停戦を拒否
したから」だとして3月18日に大規模なガザ攻撃を再開し、19
日には1日で400人を殺害し、停戦交渉は攻撃しながら進めるな
どと言ってる。
ところがハマス側は、恒久停戦を望んでるし停戦交渉中だ、と
主張してるのだ。
交渉というもんは、お互いが互角にそれぞれがそれぞれの都合
を調整し妥協しあうことが必要なのに、ネタニヤフ政権側は、
常に一段高いところからハマス側を見下ろし、殲滅させるべき
相手を力で屈服させるつもりのようで、ハマス側がいくら平和
解決を望んでも、信用しない風なのだ。
ハマスに拉致された人質をすべて解放して、ガザからイスラエ
ル軍を撤退させるのがネタニヤフ政権はいやなのだ。
多分、ハマスが勢力を回復して、テロを復活させることを怖れ
てるのだろう。恐怖心がハマス殲滅させねばならない、って脅
迫観念になってるのだろう。
それで、停戦合意をへ理屈で破って攻撃を始めたのだ。
多分、攻撃してる時はイスラエル国民や自分らの安全確保の行
動に感じられて安心感があるのかもしれないけど攻撃される方
の身になることは考えられないのだろう。
一応、一般住民への避難を勧告したらしいけど、ガザ市民は1
年半の間、何度も各方面への避難を強いられてきたのだから、
まさか、停戦交渉中に大規模攻撃はないだろうと考えてもおか
しくないだろう。
ハマス戦闘員が攻撃対象だ、って言っても、ハマスが一般住民
の支持を得てる部分もあるのだし、イスラエルの暴走によって、
ハマス戦闘員はいくらでも再生するのだから、ネタニヤフ首相
は心を入替えてハマスに敬意を感じるようになることが本当は
恐怖感からの解放にもなるのだ。
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