3/17のしゅちょう 文は田島薫
(戦争を止める方法、について 149)
トランプ大統領がゼレンスキー大統領と再会談して、まず30
日間の停戦をして次に双方の条件を調整する、っていう2段階
で停戦を進める案で合意して、それをトランプ大統領がプーチ
ン大統領に打診したところ、一時停戦中にウクライナは欧米か
らの軍事支援を受けて勢力増強を計るかもしれないし、それの
停止や、ウクライナ軍の前線からの撤退やNATO加盟取りやめ
などの前提がなければ合意できない、と言いウクライナ軍が攻
略したロシア西部の地区を奪還する攻撃やウクライナ各地への
攻撃を続けて、交渉の優位を計る考えのよう。
それならウクライナもさらなる軍事支援を拡大してもらって、
ロシアとの抗戦を徹底しよう、ってことになればやはりいつま
でも戦争は続くことになるのだから、ここで曲がりなりにも、
停戦を進めようというトランプ大統領の努力を有効なものにし
ていくことが和平実現の一歩として、ウクライナ側も停戦の姿
勢を徹底していくことがいいのだ。
万が一、ウクライナが攻撃中止しても、ロシアが攻撃し続けて
るなら、それは世界に向けて、プーチン大統領の不当な姿勢を
示すことになるし、それをいつまでも続けることは、もし、プ
ーチン大統領に正当性を主張する公正さや善意といったものが
あるなら、長くはそれを続けることはできないはずだし、仮に
ウクライナ国土をロシアに併合する目的があるなら、ただ破壊
や殺戮を続けることは自分たちの利益にも反することになるだ
ろうから、有利な立場での交渉にこだわってたとしても、戦争
継続よりも停戦を望んでないはずはないのだ。
それで、ロシアが望むウクライナのNATO加盟中止や、ウクラ
イナ東部4州の放棄がゼレンスキー大統領にはありえない条件
とこだわる理由を考えた時、東部4州はウクライナの国土だか
らということと、NATO加盟はロシアからの再侵攻を防ぐため
ということの理由が解放されれば問題ない、と発想の転換があ
ってもいいのでは。
プーチン大統領は東部の州の親ロシア派の住民の保護を言って
るんで、現実にはウクライナ側住民の方が多いとしても、その
すべての住民の生活の保障ができるなら、住民の平和は守られ
るはずだし、NATO加盟でロシアが侵攻される心配を言ってる
んだから、ウクライナが加盟を中止してロシア侵攻をしないこ
とを保障すれば、ロシアからの再侵攻はないはずなのだから、
双方に属す住民の命や生活を恒久平和の基で守る、ということ
を双方の大統領が合意すればそれが実現するはずなのだ。
戻る