3/10のしゅちょう 文は田島薫
(戦争を止める方法、について 148)
トランプ大統領とゼレンスキー大統領の会談が一時決裂して、
ゼレンスキー大統領は妥協の用意もあるニュアンスで交渉継続
を願う書簡をトランプ大統領に送り、了承を得た模様。
それでも、ゼレンスキー大統領の停戦交渉の大前提に、ウクラ
イナの将来に渡る安全保障の確約はぬきにはできない、という
立場のようだから、ウクライナの NATO加盟は非現実的だ、と
断言する米国とどのような解決案で了解しあえるか、というこ
とになるんだけど、トランプ大統領は、ウクライナのレアアー
スの発掘権を米国が得れば、それを理由にウクライナに米国が
入り込むことでロシアは今後の軍事侵攻はできなくなる、とい
う考えは、現時点ではウクライナには納得ができてない模様。
トランプ大統領とプーチン大統領の会談では、そのウクライナ
の資源の利権を得ることに、プーチン大統領は異をとなえるの
がだれでも予想する反応のはずなのに、どうもプーチン大統領
は気にしない風なのは、トランプ大統領が自分を信頼してると
感じてるんで、自分もトランプ大統領にそうしようと感じてい
るからなのだきっと。
和平交渉成功に一番大事なことは双方が相手の立場を尊重する
ことなのだから、トランプ大統領はこの点で有能なのだ。
トランプ大統領がゼレンスキー大統領の頑さを見て、このまま
だと戦争継続になると踏んで、ウクライナの軍事支援を一時停
止して、ウクライナの軍事支援は米国は手を引く、それはヨー
ロッパの仕事だ、って言ったことを受け、ヨーロッパ各国は、
米国の核の傘をはずされると見て、ロシアからの脅威からの防
衛上、ヨーロッパの核武装を拡大する考えを出したりしてる。
これは間違いであって、プーチン大統領がウクライナ侵攻した
のは彼の立場で見ると、欧米の軍事同盟がロシア侵略に向かう
怖れを感じて、その防波堤であるウクライナの西側加盟を防ご
うとしたのだから、NATOなどの軍事同盟や核武装拡大などの
ロシアへの敵視を強調する施策は逆効果なのだ。
じゃ、拡大した軍事力を双方が駆使して勝敗を決めよう、など
と思うリーダーはいないわけで、侵攻したロシアやプーチン大
統領は悪だからとの理由で軍備拡大することは世界の破滅に向
かうだけの愚策なのだ。
戦争終結は徹底した交渉交渉と妥協妥協で始めていいのだ。、
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