2/10のしゅちょう 文は田島薫
(戦争を止める方法、について 144)
米国でトランプ大統領が就任し、自国第一を掲げて大統領令を
乱発して、世界を動揺させててウクライナとガザの戦争終結に
ついても問題発言が批判を浴びてるんだけど、イスラエルのネ
タニヤフ首相はどうだかわからないけど、これ以上人の命が失
われるのは本意ではない、って当事国のリーダーも思ってるの
だ、って推測や命優先の考えは評価されるべきだろう。
ガザからパレスチナ人たちをヨルダンやエジプトへ移住させて
ガザを米国が所有管理する、って考えはガザを祖国の地と思っ
てるパレスチナ人たちには受け入れ難いだろうけど、破壊の限
りを尽してパレスチナ人たちを追い出すことにしたらしいネタ
ニヤフ首相がパレスチナ人たちのためにまた街を再建してやろ
う、って決断は皆無だろうし、またハマスとの火種を残すと観
たトランプ氏の商人的合理主義が、パレスチナ人たちの安定し
た生活再建の妙案と思ったのだ多分。
ところが、前述のようなパレスチナ側やアラブ諸国や同情する
他国からの強い批判を受けて、生活再建のための一時的措置だ
というような訂正をしだしたようだ。
ネタニヤフ政権がパレスチナ避難民への食料や医療援助を阻止
してるのを反対すべきトランプ大統領も、それを無理にやって
混乱させるより、移住させた方が難民も助かるだろうと考えた
のだ多分。
トランプ大統領は米国の財政拠出をあらゆる場面で最少にした
い、って原則と戦争の大きな無駄はなおさらにすぐに止めるべ
きだ、って考えにはそれなりの正当性はあるだろう。
戦争を止める理由は、双方の人々の命を大切に、ってもっとも
な理由をつけたのだけど、それについては世界じゅうのリーダ
ではっきり強調したのはトランプ氏が多分初めてだ。
あまりにも当たり前の原則だからだれも強調しないのだ、って
だれもが言うかもしれないけど、当たり前なのに、国を守るた
めに命の犠牲は仕方ない、って言って戦争継続する権利がリー
ダーにはあるというのだろうか。
トランプ大統領が人々の命を大切にしたいなら、 WHO(国連
保健機関)脱退や、海外の非軍事人道援助するUSAID(米国
開発局)を閉鎖することによる世界の命の危機にある人々支援
をどういう代替案でやるのかが問われるだろう。
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