1/6のしゅちょう
            文は田島薫

戦争を止める方法、について 139


ハマスとイスラエルの停戦交渉の最中もイスラエル軍はガザ

地区の空爆を続けてて、年が明けても民間人の死者が連日の

ように数10人単位で報告されてるのは、ネタニヤフ政権には

パレスチナ人「なら」民間人の犠牲も容認する軍事規定にし

てて、ハマス支持する母体は民間人だとの認識があるのだろ

う多分。ネタニヤフ首相はクリスマスにキリスト教徒に向け

て、イスラエルは邪悪で専制的な勢力との戦いをリードして

きた、って言ってるんだけど、邪悪で専制的勢力、ってネタ

ニヤフ首相当人のことだと気づいてないようだ。

そしてその戦いはまだ終わってない、キリスト教徒と神の助

けがあれば自分らは勝利できる、って言ってる。

これじゃ、100年以上前の時代の宗教戦争と同じ発想で、何

も未来の世界平和に向けた進歩的発想を自分は持ち合わせて

ない、って表明してると同じことなのだ。

キリスト教徒といえども、こういった公平性の意識が欠如し

たリーダーを助けて勝利させてはいけないのだ。

第一、勝利、ってことが自国の利益を守るだけで他国に被害

や損害や反感を生んでもかまわない、ってことなら、その平

和は長続きしないだろう。

いつも、自分たちの立場が正しくて、相手の方は邪悪だ、っ

て思うのは、物事を深く考えたことのない一般庶民には極普

通のことなんだけど、一国のリーダーがそれだと、世界平和

への道は遠くなるだろう。

今、世界は各国が自国第一主義になる傾向があるんだけど、

それは、世界で止まない紛争や戦争で軍事物資に偏った浪費

や食料生産地や住環境やインフラ破壊が続くことによる、物

資不足からの物資価格高騰で、人々の暮しが苦しくなり、他

人の生活を支援する余裕が無くなって来てることが大きな原

因なのだから、破壊合戦やってる戦争はすぐ止めるのが一番

なのだ。正義をつらぬくなんて言ってるゼレンスキー大統領

がアフリカの子どもたちを飢餓に陥れてる公算も大なのだか

ら、われわれも、本当の正義について、もっと冷静に検討し

て優先すべき行動を迅速にやるべきなのだ。




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