1/27のしゅちょう 文は田島薫
(戦争を止める方法、について 142)
ガザ地区でのイスラエルとハマスの6週間の停戦が1月19日
から実施されたんだけど、イスラエル軍はヨルダン川西岸の
パレスチナ暫定自治区への新たな軍事攻撃を始めた。
テロリストを排除するための作戦だ、って22日に国防相は
言ってるんだけど、ガザ地区の攻撃を止める合意したけど、
ヨルダン川西岸地区は別だ、ってことで、ガザ地区でやって
た同じような無差別殺戮をやっていい、と言うんでは、イス
ラエルのネタニヤフ政権には、ハマスとの停戦の本質的な合
意の認識がない、ってことになる。
あくまでもハマスは悪のテロ組織で、正義の自分たちの国民
の命を守るためにハマスはせん滅させるまで攻撃する必要が
ある、という態度なのだ。
そういう敵視の態度はハマスにも同じ感情をもたらすわけで、
仮にハマスの戦闘員を一時的にかい滅できたとしても、パレ
スチナ民間人の犠牲をなんとも思ってない、イスラエル軍に
反発する若者たちからハマスの根は継続されるに違いないの
だから、結局パレスチナ人のジェノサイドをやってるネタニ
ヤフ政権がハマスせん滅と言うのはただの建て前であって、
パレスチナ人たちをガザ地区からまず追い出し、次にヨルダ
ン川西岸からも追い出したいのだろう。
自分らがかつてナチスドイツにジェノサイドをやられたのを
八つ当たり的にナチスイスラエルでやってるなら、イスラエ
ルは歴史の教訓から学べなかった、ってことになるのだから、
イスラエル国民は、目前のテロの恐怖から逃れるための正当
防衛なのだ、って勝手な自己正当化なんかしてないで、パレ
スチナ人たちの立場にもなって、公平に情況分析と改善につ
いて考えるのが敬意を持たれる国家だと気づいて、短絡思考
暴力組織、とも言うべきネタニヤフ政権は即刻解任するのが
尊敬され誇りを持てる国に変えて行く第一歩なのだ。
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