1/14のしゅちょう 文は田島薫
(戦争を止める方法、について 140)
ガザ市では、昨日も学校や住宅や人々の集まる場所へのイス
ラエルの空爆があり、50人以上が殺害されたとの報告がガザ
の民間防衛隊jからあった。
ハマスとイスラエルとの停戦交渉はカタールなどの仲介で継
続中で、双方の人質解放などで合意ができ最終段階との報告
が双方からあったようだけど、イスラエルは攻撃を続けてて
交渉での自国の優位のためならパレスチナ人たちに犠牲者が
いくら出てもかまわないか、より多く出た方がいいと考えて
るようにさえ見える。
戦争での犠牲者については、当事者にならなければ、ただの
数でしかない、って感じてる者が世界にも多いのだろう。
自分や自分の家族がその被害者になったなら、そんな悠長な
感想は持てないはずなのだけど、イスラエル軍でも前線の兵
士の感想は別にして、身の安全を確保しながら、戦い続けろ、
って命令だけする軍幹部やネタニヤフ首相がその大本で。
人間同士の殺しあい、って極限に馬鹿げた行動にへ理屈をつ
けてそれに従わせるなら、民主主義国家のリーダーとはいえ
ないわけで、それでも、非常事態だ、ってことでしかたない
ってことにすれば、民主主義国家だと思ってた国が独裁の国
になってしまうのだから、政治が国民の意志から離れて行く
ことの危険に国民はいつも注意が必要なのだ。
イスラエルの場合は国民の被害は当初のハマスからのテロと
続く人質未解放がほぼすべてなんだけど、パレスチナの方は
連日ジェノサイドの破壊と殺戮の被害に遭ってるのに、イス
ラエル市民たちは、それもしかたないと感じてる層が過半数
もいるようだから、恐怖心にとらわれた人間は保身しか意識
が持てない弱さを持ってる、ってことなんだろう。
そもそもハマスのテロが起きた理由について自分たちに原因
があったのだ、って理解できないのが一般庶民なのだろう。
ウクライナ戦争では双方の国民に犠牲者が出てるのだけど、
ウクライナの民間人の犠牲には同情が集まっても、双方の兵
士の犠牲にはさほど意識が持ちにくいのも、けっきょく、わ
れわれが安全地帯にいる意識で安心してるせいなのだ。
各国のリーダーはもっと人の命の危機についてもっと本気で
緊急性を持って和平調停に協力すべきなのだ。
戻る