9/2のしゅちょう 文は田島薫
(戦争を止める方法、について 121)
ウクライナでは東部4州がほぼロシアに占領され、ウクライナ
軍は北部のロシア国境を超えた付近への攻撃を始めて、ロシア
軍の東部での戦力を弱めたり、和平交渉には自国優勢な情況を
作ってから望みたい、とかがゼレンスキー大統領の意図のよう
なんだけど、その成果はほとんど出てない模様で、ロシア側は
自国の優勢を喧伝してる。そのためゼレンスキー大統領は、西
側諸国からの軍事支援をもっともっと、って相変わらずの要求
をしてるんだけど、熱心な要求の末に手に入れたF16戦闘機の
操縦などの訓練も不十分なまま実戦に移してるもんで、貴重な
その1機が墜落したりしてる。
戦闘で貴重な兵器が破壊されたりするのは戦争ならありがちな
ことなのだから、F16の損失をことさら強調することはないん
だけれど、結局その貴重な1機とともに、操縦士1名の貴重な命
も落としてるわけで、それも戦争なんだから仕方ない、と言っ
て気にもとめない者は、自分が安全な場所にいるせいなのだ。
毎日だれかが死ぬのが戦争で、それが自分でなければラッキー、
って毎日その危険を感じてる者にとっては、戦争は早く終わっ
て欲しいと感じるだろうけど、その戦争を止めることは多分そ
の戦争を遂行してるリーダーにしかできないことなのだ。
そのリーダーと言えば、プ−チン大統領とゼレンスキー大統領
ということになるけど、彼らは自国が優勢になるまで戦争は続
けるつもりのようで、負けた、とは絶対に言いたくないのだ。
これは80年前のわが国のリーダーたちも同じで、自分の命だけ
は守りながら、国民全員に玉砕を要求したのだ。
とにかく、戦争当事国のリーダーが不利を承知で自分から戦争
終結を言い出すことはほぼありえないのだから、周囲の国々は
それについて説得やら調停に精を出さなくていけないのだし、
戦争当事国の片方を支持軍事支援することは(パレスチナ人を
一方的に排除してるイスラエルへの支持する米国も)間違って
るし、双方の言い分を公平に見ることから始めてその妥協案を
一緒に考えるべく、即停戦を勧めて話し合いの場作りを徹底す
るのが影響力のある米国であり、米国も共同参画して世界唯一
の核兵器被曝国で世界唯一の戦争放棄を詠う平和憲法を持つ日
本がやるべき仕事なのだ。
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