8/5のしゅちょう 文は田島薫
(戦争を止める方法、について 117)
先週、イラン滞在中のホテルでハマスの最高幹部が爆殺され、イ
スラエルは関与を否定してるようだけど、ネタニヤフ政権はガザ
でハマス幹部たちを殺す、と明言してたわけで、否定には無理が
あるだろう。
恒久停戦を要求してるハマスの幹部をただのせん滅すべき相手と
してだけ見てるネタニヤフ政権にとっては、そういった暗殺も戦
術の一環なのかもしれないけど、自分たちがヨルダン川西岸での
パレスチナ人たちを力ずくで排除して続ける入植やガザ地区のパ
レスチナ人たちへの圧制や、小さな抵抗への何十倍返しの空爆な
どをしてて、よく平気で自分らを正義の側でパレスチナ側を悪と
決めつけられるもんで、ハマスの幹部の暗殺が普通なら、パレス
チナ人たちの側から見れば、ネタニヤフ首相の暗殺も当然バラン
ス上あって当然ってことになるのだ。
ネタニヤフ首相の正義はただの自国民優先主義、他民族の暮しや
命は自分らの利益のためには抹殺してかまわない、って論理にな
ってしまうわけで、これは、ヒットラーのやり方と同じだ。
昨日も相変わらず米国の軍事支援を受けたイスラエル、ネタニヤ
フ政権はガザ地区の避難民がいる2つの学校に警告もなく空爆し、
子どもたちや民間人を数十人殺した。
自分の都合だけで兵器を気軽に振り回し人間の命を軽く考える思
考停止政権をイスラエル国民はなかなか止めることができないの
は、思考停止リーダーが一度握った軍事優先政権は力で突っ走る
傾向があるせいなのだ。
民主的思考ができるリーダーなら、国民の批判などを真摯に受け
止めたり公平な熟考もできるだろうけど、それがないただの権力
欲者だと、自己保身のためだけで自他国民の命を危険に曝すよう
な情況招いてしまうのだ。
戦争はとにかく止めるのが正解で、どんな理屈つけても継続支持
は間違ってるのだ。
戦争を終わらせる、と志すトランプ氏も、ロシアへ和平交渉に出
かける鈴木宗男議員も、極真っ当な正解者なのだ。
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