8/19のしゅちょう
            文は田島薫

戦争を止める方法、について 119


ガザ地区のほぼ全土を瓦礫に変えて、避難するパレスチナ人たち

は、食料も水も医療品も不足した中なんとか生き延びようとして

るのに、それへの支援物資も十分に与えられないように邪魔をし

つつ、難民の集まる施設に軍事攻撃を続けるイスラエルのネタニ

ヤフ政権は、パレスチナ人の存在を消したり地区から追い払うこ

とを目的にしてるようにしか見えないのに、それをイスラエルの

安全保障への支持を表明する米国のバイデン政権もジェノサイド

の共犯者なのだ。

エジプトとカタールと米国とイスラエルはカタールのドーハでガ

ザ停戦協議をしたんだけど、イスラエルのネタニヤフ首相がガザ

攻撃を続けてて、停戦協議終結して人質交換した後も、攻撃は続

けるなどと独善行動が暴走したままなもんで、ハマスは欠席をし

たんだけど、それは極正当な態度だろう。

停戦協議は今週エジプトのカイロで継続する予定で、米国などは

楽観的な見通しをしてるようなんだけど、攻撃を続けるネタニヤ

フ首相はハマスのハニヤ政治局長を殺害した後の後任のシンワル

氏に強力な軍事的外交的圧力かけるのが人質解放を確保するみち

だとかなんとか言ってるらしい。

軍事的に優勢なら、相手を徹底的に壊滅させるまで攻撃やめなか

ったり、相手に脅しをかけて屈服させるのが外交だ、って言って

るわけだから、彼は時代錯誤的な思考停止老人なのだ。

戦争を始めてから停戦協議をもちかけても、自国が軍事的な優勢

になってからそれを始める方が有利だ、って考えるのが思考停止

人間の発想で、それによって、戦争が長引いて国民の犠牲が拡大

してもしったこっちゃない、って考えなのだ。とりあえず何人死

んでも情況が有利になった方が自分は気持いい、これは賭けみた

いなもんで、できるだけ勝ちに賭けたい、万が一負けたら、自分

の命を守ればいい、って考えてるのだ多分。これはわが国のリー

ダーたちが80年前に実際見せた態度なのだ。

ウクライナとロシアのリーダーもそんな情況だし、米国のような

仲介国は思考停止のリーダーたちの考えをきっぱり拒絶して本当

の国民の幸福について問題提起して目覚めさせるよう公平な調停

に徹する必要があるのだ。




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