7/8のしゅちょう 文は田島薫
(戦争を止める方法、について 113)
ウクライナもガザもその他各地で行われてる戦闘をだれが止める
のかが問題なのに、それをほっておいて、自国と共通の利益で繋
がった国々の意見に合わせて片側に軍事支援してれば自分の責任
は果たした、って考える各国のリーダーたちは、無責任なのだ。
支持する側にはその正当性があるからいいのだ、って言って続け
てる間に民間人や兵士の命が日々失われてることについて、まず
自分や自分の家族の命じゃないからかまわない、って言ってるの
と同じだ、ってことをよく考えるべきなのだ。
ロシアに侵略されたウクライナの国土をすべて奪還するまで戦い
続ける、って言うゼレンスキー大統領だって、ロシアに敗北を認
めて取られた国土を諦めて戦争終結にする、とは言えない意地が
あるんだろうことはわかるんだけど、だからと言って戦い続けれ
ば国民の命の犠牲は拡大し続けることがわかってるはずなんで、
できれば各国の強力な団結でロシアを説得して国土奪還した形で
終結できれば超したことないけど、少しは妥協もやむおえない、
って感じてるかもしれないのに、それを仲介して和平交渉の労を
尽そう、って国やリーダーはいないのだろうか。
ガザの方だって、ハマス側が恒久的停戦を和平交渉の条件にする、
って極当然の要求をしてるのに対し、ただ軍事力が勝ってるに過
ぎないイスラエル側は、一時停戦して人質を解放した後、ハマス
はせん滅するまで攻撃継続だ、って言ってて、現実的に、和平交
渉は検討中のような形のまま、イスラエル軍のガザ地区への軍事
攻撃が続いてて、米国はその軍事支援を続けてる。
ウクライナの方は侵略国ロシアに対してNATOに加盟して国を守
ろう、って政策そのものがロシアを刺激してるわけで、ロシアは
NATOこそロシアを侵略する同盟なのだからやられる前に先手を
打ったのだ、ってとこなのだから、動機はさほど変わらないわけ
で、ロシアの非道ばかりを強調してる米国や西側諸国だって、非
道のイスラエルのような国に軍事支援してるのだから、善悪を持
ち込まずに、まず、戦ってる双方の人々の犠牲を止める、って、
ことに特化した交渉をすべきなのだ。
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