7/29のしゅちょう 文は田島薫
(戦争を止める方法、について 116)
ハマスが標的だと言いながら、ガザ地区の学校や医療施設を攻撃
し続けてて、連日数十人の民間人を殺害し続けてるイスラエルの
ネタニヤフ首相が米国を訪れ、議会で勝手なガザ攻撃正当論を吹
いたり、ハリス大統領候補やトランプ大統領候補と会って、同様
の主張と軍事支援継続を求めた。
ハリス氏は、ガザの民間人の殺害について自分は黙っていない、
と発言したのに対し、トランプ氏は、ハリス氏の発言はネタニヤ
フ氏に対して失礼だ、って言った。
警告を発してからの行動だなどと言い訳してるけど、結局一般人
に無差別攻撃やってる殺人者に対して、非道なことだ、って言う
ことは私も極正当なことに感じるし、失礼だ、って発言の方への
違和感が大きいんだけど、一国の権力者に、正面から、あんたは
悪人だ、って言って効果があるかどうかを、多分、トランプ氏は
考えているのだ(トランプ氏を擁護したいわけじゃないけど)。
ネタニヤフ氏は自分が悪人である、ってことに気づいていないか、
イスラエルのために他国民をせん滅するのは必要悪なのだ、って
考えてるのかも知れない。人間個々の脳細胞の働きにはそれぞれ
の持って生まれた限界があるのだから。
ガザの戦闘も早期に終結させる、ってトランプ氏の志に反対する
理由はないわけで、実際にそれをするのは簡単ではないだろうけ
ど、そういった意志は最も大事なことで、戦争について、継続の
正当性を主張するプ−チン大統領もウクライナのゼレンスキー大
統領も間違ってるのだ。
戦争継続を煽るのは、いつも国のリーダーたちであり、先に攻め
た方が悪で守る方が善だ、などというのは馬鹿主張なんであって、
戦争はいつも無垢の国民への殺しあいの強制なのだから。
バイデン大統領の、プ−チン大統領への悪人発言も、殺人者ネタ
ニヤフ首相を支持しちゃめちゃくちゃなのだし、だれだって、自
分以外を糾弾するのは気持いいかもしれないんだけど、そんな相
手にも共感の部分を探し敬意を表する態度は、国同士の外交には
重要なことだとすれば、トランプ氏のそこの部分を、民主党のリ
ーダーたちも学ぶ必要があるのだ。
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