6/24のしゅちょう 文は田島薫
(戦争を止める方法、について 111)
ウクライナでもガザでもスーダンでもシリアでも戦争が終わらな
いのは、始めたリーダーが戦地には行かないんで戦死してないし、
自分にはその心配もないから、兵士に、戦え戦え、って気楽に言
ってればいいからなのだ。
自分が死ぬのはいやだけど、自分の家族や自分以外が死ぬのはか
まわない、ってことなのだ。
もちろん、そんなリーダーからの、祖国のために戦うことは当然
なことだし、もしそれで死ぬことがあっても名誉なことなのだ、
って口車に乗って率先して戦地に行く者もいるようだし、それに
対して、敬意を感じる同胞は大勢いるだろうけど、戦争は相手国
の人々を殺す行動なわけで、双方が双方を敵にしてるのだから、
相手国から見たら、自分の国は敵国で、その兵士を殺す相手の兵
士は英雄になり、殺された方も名誉ある死だ、ってことで双方が
納得、ってことでOK、ってことにはならないだろう。
戦いで必ず死ぬ、ってつもりで戦地に行く兵士はよっぽどの使命
感がいるのだから、その死であきらかに正当性のある自国があき
らかに悪の敵国を滅ぼすことができる、って確信があるなら問題
ないんだろうけど、その正当性について相手国からの反論があり、
それについての徹底した交渉ぬきの参戦と、勝算の段取りが不明
で相手国の軍事力に対して自国に決定的な優勢なものがないなど
の情況でただずるずるなんとかなるかも、って戦争を続けるのは、
リーダーの無責任、ってものなのだ。
だって、先に侵略してきたのは相手の方なのだから自国の方に正
当性がある、って例えば、ガザのフェンスをやぶって侵入しイス
ラエル国民を殺戮したハマスを悪と決めつけるのはとりあえずい
いとしても、じゃ、イスラエルはこれまでパレスチナ人たちの土
地に侵入して殺戮などしたことがないと言えるのか、空爆でガザ
のパレスチナ人たちの家屋を破壊したりや子どもたちを殺したり
したことがなかったのか、ってことにへ理屈で応えても、現実に
ハマスの悪をせん滅すると言って、ガザの一般住民の住居を破壊
しつくし4万数千の命を奪いなお攻撃を続けてるネタニヤフ政権
の理不尽は、軍事力偏重と馬鹿げた似非正義の主張がまん延する
世界の歪みの反面教師みたいなものなのだから、世界のリーダー
たちは目を覚ます必要があるのだ。
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