5/27のしゅちょう
            文は田島薫

戦争を止める方法、について 107


住居を破壊され親族を殺されたりして150万のパレスチナ住民が避

難しているガザの南のラファは食料や水や医療品や電気や燃料も不

足して、子どもたちの飢餓も広がってる、って言うのにイスラエル

軍の入口封鎖などで十分な支援物資の搬入もできない情況の中、ハ

マス壊滅のためのラファ攻撃をする、って主張するネタニヤフ首相

に、ハマス幹部と並んで、国際刑事裁判所が逮捕状請求したところ、

米国のバイデン大統領は、言語道断だ、って言ったらしい。

イスラエル市民千何百人を虐殺した犯罪者であるハマスと、自国防

衛のために戦う正義のイスラエルを同等に扱うのがおかしい、って

ことのようなんだけど、そのイスラエルは復讐のために、すでに3

万数千のパレスチナ住民を虐殺してて、無差別爆撃した瓦礫の下に

は更に1万人が埋もれてる、って上、パレスチナ住民にラファから

の更なる避難地に指定したのは瓦礫だけの場所で現在進行形で死者

が増え続けてるのを見殺しにしてるネタニヤフ首相のどこが正義な

のだ、ってことに疑問を持たない米国バイデン大統領はけっきょく、

ネタニヤフ首相と同じにパレスチナ人の命の方を軽く見てしまう人

種偏見を持って、口ではラファ攻撃に反対と言いながらイスラエル

への軍事支援をし続けてしまってるのだ。

昨秋のハマスのテロは、それまでネタニヤフ政権がやり続けて来た

ヨルダン川西岸のパレスチナ住民を排除しながらやったイスラエル

人の入植や、壁を作ってのパレスチナ人への自由の束縛、それに対

する小さな抵抗への10倍返しのパレスチナ人住居への爆撃やらへの

復讐として出たもので、言ってみればイスラエルが先に罪を犯して

るわけで、一方的にハマスが悪、って言うのは米国の軍事力の支援

を受けて勘違いしたネタニヤフ首相の妄想的独善なのだ。

国際刑事裁判所の決定に賛成したり、スウェーデンやポーランド、

ハンガリーなどに続いて、アイルランド、スペイン、ノルウェーの

パレスチナ国家の承認などが、公平な頭脳を持った国のすることな

のに、米国はそれに反対したようだから、経済力と軍事力を持った

だけではきちんとした能力のあるリーダーは育たないのだ。

日本などは、そんな米国の言いなりにばかりなってないで、主体性

を持って世界平和に貢献する説得力を発揮できるリーダーを育てら

れるようにわれわれ国民ももっと考えて選挙を大事にしよう。




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