4/22のしゅちょう 文は田島薫
(戦争を止める方法、について 102)
ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアのプ−チン大統領を悪
の侵略者だとして勝利するまで戦争は続けると宣言して、規定年令
男子全員に戦闘参加を強制して、何万もの犠牲を出してても懲りな
いで、もっと高性能な兵器があれば犠牲は減らせると言っては西側
諸国に戦闘機や迎撃ミサイルなどの兵器をもっとくれ、って要求し
続け、米国下院も民主党主導で9兆円の軍事支援を決めた。
一方、ガザ地区の150万パレスチナ難民の命の危機を無視したイス
ラエルのネタニやフ首相は、世界各国の反対も無視してそのラファ
への軍事攻撃を強行しようとしてるのに、バイデン大統領の米国は
口だけそれに反対しながらイスラエルへの追加軍事支援を決めた。
それだと、有能であるはずの世界の政治家たちが揃って、まだ今後
も戦争が続く、ってことを許してることになるのだし、双方の兵士
や民間人の犠牲が増え続けるのを許すことになり、それで喜ぶのは
軍事産業だけなはずだけど、多分、それとたいてい繋がってる政治
家たちにも有益なのだろう。
戦争中のウクライナとロシア、イスラエルとハマス、そのそれぞれ
双方が自分の正義を主張し、相手を悪と決めつけてるんで、なかな
か和平交渉が実現しないんだけど、それに加えそれぞれのリーダー
が自らの命を捧げないで、自分以外の国民たちにその命を捧げさし
てるので、いくら戦争続けて、何万何十万何百万の犠牲があっても、
そういった頭脳のリーダーならあまり気にしないで済むからだ。
だいたい、自分の方の正義を信じきってぶれない、って頭は、カル
ト宗教と同じで世界認識についての思考停止を証明してるようなも
んなのだ。
言うことを聞かない相手に、双方の妥協案を提示しても無駄だ、っ
て決めつけ軍事力で押さえつける行動だけやってるのは、猿のケン
カ(猿に失礼だけど、猿の方が相互理解がありそうだし)以下の低
能行動なのだ。
ウクライナだって、親ロシア住民がいる東部4州の帰属についてロ
シアの要求を検討することが死をかけて争うほど理不尽なことかど
うか、イスラエルだって旧約聖書の記述が本当かどうかの証明もで
きないし、ユダヤ人とパレスチナ人が混在して平和に暮してた過去
をひっくり返す考えをだれかが出したのは理不尽かもしれない、っ
て考えることができるのが人間の頭脳、ってものなのだ。
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