12/2のしゅちょう 文は田島薫
(戦争を止める方法、について 134)
飢餓に直面し続けて子どもたちが死に続けてるガザへの食料
支援のNPO職員へのネタニヤフ首相のイスラエル軍からの爆
撃があったりして、遂にNPOは活動を中止したそうだ。
ネタニヤフ政権はイスラエル人たちの人質を助けるためにで
きることは統べてやる、などと国民に言ってるんだけど、統
べて嘘で、それをする最速で確実な行動はパレスチナ人の人
質と全員交換解放することだったのに、ハマスをせん滅する
ことを第一に考えて攻撃を続けてたため、人質の何人かは命
を奪われてて、今後もその危険は続くのだ。
ネタニヤフ首相の独善暴走は、ガザ地区の大部分を廃虚にし
続けてる他、レバノン南部のヒズボラの拠点も廃虚にして、
今、一時停戦が実現した時住民はほっと一息ついたようなん
だけど、テロ組織であるハマスやヒズボラからの恒久停戦要
求を無視して、彼らを殲滅するまで攻撃を続ける意志のよう
なのは、自分たちの我田引水的利己主義に気づいてないのか
力で抑えつけた者が歴史の勝者だ、っていう古代史や帝国主
義を良しとしてる時代錯誤の人物なのだろう。
テロ組織は悪だ、って言ってる自分たちがやってる無差別爆
撃や飢餓誘導のようなジェノサイドこそ極悪なのだ。
ガザやレバノンのテロ組織を殲滅するために爆撃して街を廃
虚にする、ってことが正当な軍事行動だ、って主張するなら
例えば、同じ以上のテロ組織であるイスラエル軍の幹部が住
んでるイスラエルの大都市の住宅地を廃虚にされることもあ
っていい、ってことになるだろう。
そんなことはあってはならない、って感じたとしたら、安全
で整備された近代都市には貧しくてスラムもある街よりも守
るべき正義があると無邪気に感じる思考停止のバイアスにと
らわれてるのだ。
世界に、貧しい暮らしに困った人々がいたならそれを改善し
てやることの方が大事なんであり、それを政治がきちんとや
っていたなら、争いは起きないはずなのだ。
正当性の基本が間違ってるのだから、力のある国々がそれに
ついて和平交渉を手始めに改善努力するのが人道なのだ。
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