11/18のしゅちょう 文は田島薫
(戦争を止める方法、について 132)
ガザでは相変わらずイスラエル軍の攻撃は続いてて、ここん
とこの北部でのそれでも、民間集合住宅や難民テントも空爆
し、昨日も数十人の死者が出したばかり、すでに4万3千人も
パレスチナ人の殺戮をしてるネタニヤフ政権は民間人をター
ゲットにしてるわけではない、ハマスの軍事拠点を攻撃して
るだけだと言いながら、ガザ地区の大部分の病院や学校や集
合住宅を廃虚にした上、百万余のパレスチナ人を難民にして、
食料や医療支援する国連の活動を邪魔したり職員を殺したり
し続け、ガザの他にもヒズボラの軍事拠点がターゲットと言
いながらこの何ヶ月、レバノンにも空爆し、すでに民間人も
含めた3千人の殺戮をしてて、ネタニヤフ政権はまだまだ攻
撃は続けるつもりだと断言してるのを、政権交代前の米国政
府は支持して軍事支援を続けてる。
ウクライナの方もロシアからの攻撃が優勢気味なのに、もっ
と軍事支援を、と言うゼレンスキー大統領の要求に応えて、
米政府はロシア国境超えるミサイルの使用許可するようだ。
米国を始め日本も含めた西側諸国は、米国寄りのイスラエル
他、社会主義のロシアと戦うウクライナが民主主義を守る正
義の側で、相手は軍事侵攻したりテロを起こす悪の国や組織
だ、ってことでそれに対抗するイスラエルやウクライナの軍
事行動を支援するのが当然と決めつけてるようだ。
しかし、ロシアや中国などの東側から見れば、西側諸国はか
つてアフリカやアジアや南米で植民地政策をやってたのだし、
その後だって、独立した国の独裁政権を通して、その国の資
源やら労働力やらを搾取して、その国民の貧しくてもなんと
か生活できてた暮らしをいらない製品と引き換えに破壊した
かもしれないのだし、当の西側は現実的に、飢餓に苦しむ国
に対しても十分な支援をしてるとは言えないのだから。
だから、正義の側が悪の侵略を防ぐ、って発想は西も東もお
互い様なんであって、考え方の違いを認めあい、最も大事な
ことであるはずの双方の人々が命の危険なく平和に生活でき
ることを目的に話しあうことはできるはずなのだ。
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