10/7のしゅちょう 文は田島薫
(戦争を止める方法、について 126)
イスラエルはガザを破壊しつくしてパレスチナ人41870人
を殺してもなお、ハマスからの恒久和平提案には応じずハマ
スを壊滅させるまでと言いながら攻撃を続けていて、先日も
学校とモスクを空爆し26人を殺した。
ハマスの指揮統制センターを狙ったもので民間人への危害を
減らすために精密な調査と精密兵器を使用したと言うんだけ
ど、そのモスクと学校はイスラエルが指定した人道地区にあ
ったようだから、パレスチナ人たちが避難する場所はどこで
も安全ではない、ということになるだろう。
けっきょくイスラエル軍の攻撃対象は戦闘員も民間人も区別
しておらず、民間人の犠牲は仕方ないと考えてるようで、連
日その悲鳴が報道されてる。
そういった情況の中で、イスラエル人たちの間にも攻撃停止
を訴える人々も多くいるのと同時に、1年前の1200人を殺し
251人を人質に取ったハマスに対する憎しみでハマス壊滅を
支持するイスラエル人も多くいるようなんだけど、テロへの
恐怖もあるのでそこで、民間のパレスチナ人たちは自分たち
と同じ平和を望んで毎日生活してる普通の人々だ、ってこと
に思いを巡らすことができなくなってるのだ多分。
ハマスのテロはパレスチナ人たちが支持したもので、全員イ
スラエル人たちを憎んでいるのだ、ってイメージを持ってて、
ハマスと共にあるパレスチナ人の犠牲はかまわない、って感
じてるのかもしれない。
もし、そういう心理があるなら、なぜ、パレスチナ人たちは
イスラエル人を憎んでいるのかを考えてみればいいので、そ
うすると、その原因を創ってるのが、パレスチナ人たちを追
い払うヨルダン川西岸の入植政策とか、長年のガザへの圧制
や空爆を続けて、新たにレバノンのヒズボラやイランへの攻
撃も目論む自国のネタニやフ首相のような政治家だ、ってこ
とに気づくはずで、そのいわゆる悪行をへ理屈で正当化した
言葉を信じた考えの足らないイスラエル人である自分に気づ
くかもしれない。
力で押し切れば安全は守られると信じてるネタニヤフ首相の
ような人間に従って行く憎悪の連鎖が正しいのかどうかを、
イスラエル人も米国人も日本人もよく考えた方がいい。
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