フランスとさらにベトナムでもドタバタ日本人観光客は懲りない
南仏の村での3泊めの朝、BBでハムを抜いてもらった朝食に、自前のトマトと
バナナやゆで卵を追加して食ってからチェックアウトし、バスでニースへ。
パリへ戻るのは夕刻に出て翌朝着くバスにしてたんだけど、出発場所の変更を
知らせるメールが来てて、住所を頼りに何度も空港ターミナルの受け付けで確
認してうるさがられながら、バスが来たのは出発直前。走り出して途中トイレ
休憩があったあたりから雨が降り出し、われわれの席のそば、はりがねで修理
された天井からしぶきが飛びながら夜更けの11時ぐらいにリヨンに着き、1時
間後にパリ行きに乗り換え、ってことだったんだけど、それの出発地は下りた
場所じゃなくてそこから1フロア下りて２〜300メートルも離れた場所だった
らしく、時刻の迫る中焦ってたら、ニースから来た若者が同じバスだったのに、
落ち着いてんで不思議だったんだけど、どうも発車が30分遅れる、ってバス会
社からメールが来てたらしい。
1時半ごろやって来たバスに指定された家人と私の席の番号がバスになかった
んで乗務員に聞くと、その番号の席はない、って平然と言う。どうやら適当に
空いてる席に座ればよかったらしく、結局そうしたんだけど、それもあってか、
遅れたバスはパリに着くまでの6時間トイレ休憩ゼロで突っ走った間、雨が降
り、われわれの席のそば、はりがねで修理された天井からしぶきが飛んだ。
パリに着くと、家人のスマホの充電をしようと探しながら、ガラス張りの道路
側の席のあるカフェに入ってから、地下鉄ワンデ−チケットを買い、構内の電
源席で私はココ通の原稿を書き、家人はなにかを探しに行った。
とりあえずノ−トルダム寺院へ行き下り、溢れる観光客から離れた路地を抜け、
大きなマロニエの木（？）のこぼれ日が溢れたカフェの外テーブルでチーズサ
ラダとビールを注文。少し早めに宿へ行こう、ってことで地下鉄で移動し、地
味な扉しかない入口で番号を入れて入り、中庭にならんだドアの1コを特定し
て番号合わせキーを合わせてもドアが開かないんで、そばに自転車で到着した
若者に、家人が助けを求めたら、同じように番号合わせしてから、そのキーカ
バーを力技ではずすと中にアナログのカギが入ってた。
キッチンつき宿はでかいソファーがあってそれをひっぱるとベッドに代わるら
しいんですぐにそうして、とりあえずシャワー浴びてから、スーパーへ食料の
買い出しに出かけ、玉ねぎ、トマト、にんじん、アボカド、卵、牛乳、チーズ、
ビールサバ缶、せっけんなどを買い込んで戻り、料理をしようと、IHコンロの
アナログスイッチを入れたのに電源が入らない。やり方があるのかネット検索
してみても、まず電源を入れる、しか示されてない。宿のオーナーにメールを
しつつ、チーズとトマトとパンだけの夕食。
翌日ヨーグルトとパンとチーズのは朝食後、15分ほど歩いて帰る時に空港に行
く駅へ確認に行くことに、確認後、ワンデーチケットを買ってから地下鉄でモ
ンパルナスへ行こうとしたら、どうもそのラインが不通の表示が出てたんで、
途中まで空港行きの電車で行き、すぐ乗り換えることにして来たそれに乗った
ら、検察の小太りおばさんが来てチケットを見て、違反金を65ユーロ払え、っ
て言うんで、事情を説明したつもりなのに、それを聞く気が皆無のようで、こ
ちらももたもたしてる間に空港まで行っちゃいかんと思って、モンパルナスで
返金してもらえ、って意味不明の言葉を一応信じて払い、また基の駅まで戻っ
てみると、地下鉄は復活してて、モンパルナスへ向かい、家人がそこの駅員に
その話しをしたら、高速鉄道の方へ言え、って言われ外へ出て駅前の坂を上っ
て行くと向こうにその高速鉄道のマークがあったんで、そこのカフェでサンド
イッチとビール飲みながら、家人はそこの会社の事務所で返金交渉して来る、
って出かけ、私はパソコンやってると帰って来た家人、わけわからない部門の
担当から、罰金は警察言って話すのがいい、ってまたわけわからない応えもら
って帰って来た。
とりあえず、返金の話は保留にして、そこから縦走することにして、エッフェ
ル塔、凱旋門、シャンゼリゼ通り、ルーブル美術館と歩き、歩き疲れたんで、
元気があったら夜また出直そう、って宿へ戻りシャワーを浴び、コンロが使え
ないんで電子レンジで長い時間かけてオムレツもどきを入れた魚スープを作り
食おう、って言った時には家人は爆睡してて食ったのは翌朝の帰る日。
昼ごろパリを出たベトナム航空は翌朝7時ごろホーチミンにつき、そこからわ
れわれはガイドブックの案内の倍の料金を請求されたタクシーで市内へ。
空港で両替えしたドンは10万ドン5枚に50万ドン2枚で細かいのないのに、着
いたとたんに、赤ん坊抱いた少女に露天のおばさんからペットボトルの水を買
っておつりの中の2万ドンあげ、通りがかりの店でガイドより高いフォーを1杯
食って、片足のおやじさんの入れ物にいくらか入れてやって公園の靴を脱いで
入るトイレから出たら、私のスニーカーのつま先あたりのやぶれを指摘する小
箱を持った青年がいきなりしゃがむと、勝手になにやらチューブから接着剤ら
しきものをぬって、針と糸で縫い始めたんで、ま、いっか、って見てると、今
度は布に液体をつけてみがきだし、そこまではいいかと思ってると、白い塗料
のようなもんをぬりはじめた。その間にもう１人別な青年も加わり、片方の靴
を同じように手入れはじめ、妙な中敷きまで取り替えようとしたんで、そこま
でと言って止めさせ、いくらか聞くと40万ドンだ、って言うんで、10万ドン
なら払う、言うと了解したんで、ポケットを見るとなぜか、50万ドン札2枚の
他、10万ドン札は一枚もないんで、50万ドンでおつりくれ、って言うと、青
年の財布には10万ドン札2枚しかないようなんで、もう、それでいいや、って
ことにして2枚のおつりもらって立ち去ろうとしたら、もう１人の方が自分に
も払え、って言うんで、となりの青年からもらえ、って言っても納得しないよ
うなんで、そいつにも10万ドン。
家人とマーケットを抜け、川の方へ行ってみようと大通りを見ると、圧倒的な
量のバイクの老若男女が後から後から集団疾走。街の裏通りを歩き回ってから、
ガイドより高いフォーを食って、カフェでビール飲んで充電させてもらった三
ツ星ホテルに戻ってタクシー呼んでもらいガイドの倍の料金で午前０時発の帰
路行きベトナム航空に乗るため空港へ。
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