2/13のしゅちょう
            文は田島薫

(戦争を止める方法、について 41)


ロシア軍はウクライナのインフラをミサイルなどで破壊し続けながらウク

ライナ住民が寒さや食料難などで疲弊するのを期待してて、事実住民はそ

れに苦しんでるんだけど、ゼレンスキー大統領は、もうちょっとでロシア

を敗走させることができるんだから、より多くの戦車の他に戦闘機もくれ、

ってテーマで英国やドイツを回って雄弁な演説を続けてる。

新型戦車やもし戦闘機ももらえることになったとしたら、それの使用訓練

に半年ぐらいの期間が必要らしいのだから、ゼレンスキー大統領はまだま

だ戦争を続けるつもりのようだし、ロシアのプ−チン大統領の方も必ず勝

利するのは自分の国だ、って言って戦争をやめるつもりがない模様で。

現実的には民間軍事会社の傭兵を含めたロシアの死傷者の方が多いような

んだけど、プ−チン大統領はそれをあまり気にしてないようで、双方のリ

ーダーが戦う気十分ならいつまでも戦争が続き、双方の犠牲者も増え続け

る、ってことになりそうなんだけど、西側諸国は、祖国を守るゼレンスキ

ー大統領に賛辞を送ったり軍事支援やってればいいんだろうか。

戦争は攻める側がいつも短期間に決着をつけるつもりで始まるんだけど、

反撃する側に戦力があれば予想外に長引くのが常で、片方がこてんぱんに

ダメージを受けて降参する、って形は前回のわが国ぐらいなんだろう。

原爆などを被ってえらい被害を受けて負けたんだけど、敗戦後は米国に日

本人の女性は全員レイプされ、男は全員殺されたり奴隷にされることもな

く食料や経済援助を受けて速やかに復興できたのだから、もっと早く米国

に降参してた方がよかった、ってことにもなるわけで、鬼畜米英、って罵

ってた敵国は実は善意のある人々の国だった、ってことなんで、どこの国

だって、自分の国は悪を是認してるのだ、って国はなさそうで、戦争が起

きる原因は双方の利害や感情の対立などが引き金になるのだ。

だから、国際親善外交、ってものが大切なわけで、双方の国々が双方の立

場や考え方を尊重し、経済や文化の交流や相互の支援をして友情のような

ものを感じあえれば戦争は起きないのだ。

戦争を起こさないことが一番だけど、不幸にもそれが起こってしまった場

合は速やかにそれを停止させる話し合いを国連のようなものを使ってやる

のが大事なのであって、戦争に片側の正当性だけ認めて、継続も仕方ない

って判断するのがだれだろうが馬鹿げた間違いなのだ。

高価な戦車の壊しあいや殺しあいしてる時、トルコやシリアの大地震で何

万人もの人々が生き埋めになってるんだったら、戦車をブルトーザーに代

えてこぞって救済に行くのが理想的な人類、ってもんだろう。




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