よよいのよん 文はよん
大きな泣き声
隣の小一の女の子泣き声が毎朝聞こえていた。登校時間になると大きな泣き声
が聞こえる。「どうしちゃったんだろ?」なんて思っていた。ふと自分の小さ
かった頃を思い出した、どうしちゃったんだろ…どころではない、母親がいな
いとギャーっと声を張り上げて泣きながら町内を駆け回った。戻って来た母か
ら響き渡るような声で恥ずかしいと言われ、ほかの大人からは「そんなにお母
さんがいいのねぇ」と言われ…で、自分はもっとひどかたんだ…小一女子、最
近はご機嫌に登校しているようだ、泣き声は聞こえない。