6/27のしゅちょう 文は田島薫
(戦争を止める方法、について 7)
馬鹿げた戦争は今だ続いてるわけで、さっさと止めろ!って思ってる人々
は当事国内でも世界じゅうにも大多数のはずなのに、それを阻んでるのは、
双方のリーダーやメディアが双方の正義を主張し合ってて、悪いのは相手
なのだから、妥協するつもりはない、って態度だからなのだ。
中立と仲裁の働きをすべき評論家などの中にも、同様に片方の肩を持って
相手を批判するだけの呑気な者たちは、結局自分の身には危険が及んでな
いんで、双方の戦場にいる当事者たちの立場のことなど知ったこっちゃな
い、ってわけなのだ。
もっと、各国のリーダーたちは武器援助なんかするよりまず停戦の仲裁努
力をすべきで、西側はプ−チン大統領の非道を責めてるだけじゃ、全く不
毛だと悟るべきで、プ−チン大統領が侵攻に至った、わけについて、ウク
ライナ独立容認時に、NATO加盟はしない約束を破ったウクライナの責任
も認めるべきだし、NATO加盟などは強硬するほど、ロシアに対する敵視
を強調することになるのだから即刻止めるべきで、今の状況で余計に加盟
を急ぎたい、って発想はゼレンスキーウクライナ政権の浅はかな短絡思考
と言わざるおえないのだ。
プ−チン大統領の武力侵攻は非難されて当然だとしても、だからと言って
ウクライナの徹底反撃が正しい選択だったかどうかは問題なのだ。
だって、反撃しなければ戦争にはならなかったのだし、侵攻して優位につ
いたプ−チン大統領からその侵攻理由をじっくり聞いた上に交渉したなら、
多少の不利益の条件を飲まされるかもしれないけど、少なくとも戦死者や
町の施設の破壊や数百万人を路頭に迷わせるようなそれほど理不尽な状況
にならないままの撤退もありえたのだ。
そう言うと、安全な場所からモノを言う評論家などは、そんな甘いもんで
はないのだ、攻められたら戦うのは当然のことだ、などと言うんだろうけ
ど、そういった風潮の通り、万単位の人々が死に続けている戦争は終わり
が見えないのだ。
今必要なのは寄ってたかっての仲裁と、双方の妥協による戦闘終結なんで
あって、特にわが国も含めた西側リーダーたちや部外者は馬鹿げた正義感
や愛国心やロマンチシズムで戦争を煽るのは止める方がいいのだ。
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