10/17のねこさん       文は田島薫

ニケとながめる空気


私がベランダで薄暗くなったベランダでスクワットをしてると、

ニケが階段上がって来ることがあって、私がかまわず体動かして

ると、私の目と同じ高さになるようにベランダの手すり(ヘイ)

の上に飛び乗って寝そべる。スクワット終えた私はニケと並んで

手すりにヒジをかけて、ニケと同じに夜の空気を見る。


お、あの人がまたあそこでなんかやってるね。そば行ってみっか、

ほらか〜い〜ぼくが来ましたよ〜、つっても、こっち向かないね

〜、きっとぼくが見えないんだね〜、じゃ、見えるよ〜に、よい

しょっ、って、上がって、どだ、あんまし、びっくりしてないね、

じゃ、いっか、ほっとこ〜、あり?やってたなんかが終わったよ

〜だね、お、こっち寄って来て、ぼくと同じ方見てるね〜、ま、

いっか、しずかだね〜、でも、あんましさびしくないね〜


戻る