7/26のねこさん 文は田島薫
パネが助けてくれ〜
朝寝てるとベランダの方からねこさんのにゃ〜にゃ〜、って声が聞こえた
んで、そっちを見てみると、ベランダ側のガラス戸の前の下ろされたブラ
インドの下の方が妙な風に膨らんでて、間にパネがはさまれて、身動きが
できないで焦ってるらしいのがわかった。すぐ、ブラインドを上げてやる
と、そっから入って来たんだろう端の開いてるとこから外へ出て行った。
私はブラシ持ってベランダへ出て、ブラシしてやろうか〜、って言ってる
のをふり返りもせずに階段を下りて行った。
いつものように涼しそうな中へ入ってみっかな、つっても、なんだか変な
もんが下がってて中へ入れないね〜、じゃ、こっちへずれてみるか、っつ
てると、おっと、はさまれて動けなくなっちゃったい、たすけてくれー、
おーい、だれかー、つってると、お、開いた開いた、後ろでなんか言って
るけど、まいったまいったたいさんたいさん。