3/29のしゅちょう 文は田島薫
(ミャンマ−国軍の誤り、について)
海外の紛争などについて、その当事国政権に批判的なことを私がここで言うこ
とには、事態解決へのなんの効力もない、って言われるかもしれないんだけど、
日本国民としてじぶんの意見と立場を明らかにして抵抗する現地市民へのシン
パシーと祈念を微量でも伝えたい。
香港国民の民主化要求デモに対する香港警察による1〜2件の実弾発射に驚い
てたら、ミャンマーでは国軍が同様の国民デモに連日実弾発射してすでに数百
人もの死者が出てて、国軍はそれを当然の権力行使だと考えてるらしい。
スー・チー氏のNLD(国民民主同盟)が選挙で多数を占めた後、既得権益に執
着した国軍は選挙が不正だったなどのイチャモンをつけクーデターを起こし、
スー・チー氏らを逮捕して軍事政権継続を強行してる状況に怒った市民から広
がった抗議デモに銃口を向けて力ずくで抑えるつもりのようだ。
国内の少数民族からの反政府軍事活動が続いてた歴史もあるんで、それへの対
処というのが国軍の錦の御旗なんだろうけど、軍事力だけで無理矢理抑えてる
だけでは、国内のどの民族だってそれに反感を増大するだけで、反政府軍事活
動が止むこともないだろうし、ましてや、軍事攻撃なんかしやしない一般市民
の民主化要求に自分たちの利益保存第一の目的で銃口向けちゃ未来は暗い。
反政府軍事攻撃への対処に最低限の軍事力の行使で食い止めることは必要かも
しれないのだけど、そもそも少数民族にも差別のない善政を行ってれば、反政
府攻撃だって起きることはないわけなのに、最初から軍事力で問答無用で抑え
つけるような政治やってて国が栄えるはずはないのだ。
国軍の利権保持老人たちはやがて命も尽きる前に、是非改心して市民のために
じぶんらの権益を放棄して奉仕する行動に大変革してほしい。