思いつくまま、気の向くまま
  文と写真は上一朝(しゃんかずとも)


シャンせんせいのガンリキエッセー。
シャンせんせい、なんだかふいに気分がよくなったようです。





天祐




2021年2月15日16時45分。

今日のココ通のテーマが見つからず四苦八苦しているとき、目の前に虹がひろが

っていた。

きょう一日は降り続くという天気予報がうまく外れ、はやめに雨があがった。天

祐である。

虹なら写真だけでもココ通をうめることができる。さっそくカメラを持ってベラ

ンダに出てみるとあら残念、虹の半分は消えていた。気が付くのがおそかった。


Over the rainbow ジュディ・ガーランドを思いつくのは歳の証拠か。

「白虹日を貫く」なんていう物騒なものを除けば、虹の彼方には古今東西いいこ

とがあることになっている。

コロナにはじまり乱れた政治、そこに追い打ちをかけるように森淵問題。オリン

ピックを私物化する輩の宴が成就するところだったが、かろうじてブレーキがか

かった。だが安心はできない。このブレーキに油を差すやつが必ずでてくるから。

ま、あやしくてもブレーキはブレーキとほっとしたところにグラッときた。一瞬

これはえらいことになったと覚悟をしたが幸い大事にいたらず一安心。コロナ+

地震災害。想像しただけでも恐ろしい。と、とにかくほんのわずかでもいいから

「良いことを願っているとき」に現れた虹。

ココ通に穴をあけないで済んだし、天はわれを見捨てないでくれたようだ。


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