5/18の日記          文は田島薫



妹の逗留延長にアライグマに遊水池公園に恋愛小説家


先々週の金曜に、1週間の予定で来た妹は先週の木曜に帰るはずだったのが、水曜に

なって、もう少しいてもいいか?って、どうもストレス性の胃の不具合が十分に解

消されてないようだった。こっちへ来る前に医者からもらってた薬があまり効かな

いようだから、わが家の近所の医者を教えてくれ、って言うもんで、それの前にネ

ットで調べた指圧をやらせたら少し効いたようで、医者はとりあえず中止。

その晩の真夜中、2階の洗面所にいると、外の玄関わきあたりでガタゴトガタゴト

けっこう激しい物音がするんで、1階に下りちょうどその音の現場を見れる脱衣場

の電灯をつけて外ドアを開けてみたところ、1メートルほどんとこにアライグマが

2ひき、びっくりした目をこっちに向けて固まっていた。こっちも、さて、ど〜す

っかな、腹減ってるんならなんかやるかな、いや、そりゃまずいだろ〜、などと、

思案してると、こっちの反応に安心したのか、1ぴきの方は体の向きを変えてさっ

きからやってたらしい物置きにあるキャットフードの残骸袋を前足でかき出したり

しだしたんで、私は玄関の灯りをつけて外に出て、一応、こらっ、って言ったら、

あまり納得しない風情でのろのろ逃げて行った。器に残ってたキャットフードの他、

出しっぱなしで香りがぬけてねこさんたちが食わなくなったやつを家人が捨ててお

いたレジ袋などが裂かれて散乱してたから、少しは食えたようだ。

翌木曜は晴天で真夏の暑さだったんだけど、家から4キロほどの遊水池公園へ行こ

〜、って家人からの提案に、気持ちいいかもしんないな〜、広大な場所だから密集

の心配はないだろ〜、ってことで、ゆで卵や野菜ジュースやビールを持って3人で

11時前に歩きで出発。途中、3番目の最寄り駅を通る時、3人ともマスクをかけて、

人との接近を避けるように気をつけて歩いてたんだけど、反対側の歩道を見ると、

100均に入場する人がびっしりくっついて並んでいた。

公園手前のコンビニで握り飯やサンドイッチやコロッケやコーヒーを追加して昼前

に現地到着。公園はほとんど人がいなくて2〜3人の孤独のランナーの他、入口近く

の広大な草の広場でも2〜3家族が点在してるだけだった。

大きな木の下の草地にシートを敷いて、遊歩道の並木や目前に広がる遊水池を眺め

ながら静かな風の音を聴いたりランチしたり寝そべったりしてから帰路に。

背中のツボ押しに私が毎朝使ってる中山式快癒器ってシンプルな道具を妹に勧めた

ら気に入ったようなんで、ネット注文しといてやったやつが金曜の朝届いた。私の

使ってるやつと同じものかと思ってたら、微妙にデザインが私のより濃くて、バネ

も強いようだったんで、家人の用意した布袋に黒ねこの絵を描いてやった。

午後は、食料の買い出しに近所のスーパーとそこから7〜8分のマーケットへ3人で

出かけたんだけど、広い店内はさほど混雑もなく、全員マスクの上、ソーシャルデ

ィスタンスもばっちり大丈夫だった。

土曜の午後は、家人が借りて来てたDVDで映画「恋愛小説家」と、貧しいストリー

トミュージシャンがのらねこの助けで人気に、って実話に基づいた作品、こっちは

以前観てたもんなんだけど、ねこ好きの妹のためにまた借りて来たらしい。前者の

方も、ジャック・ニコルソン演じる嫌われてもめげない偽悪家の小説家がウェイト

レスに恋する話で、以前に観てたような気もするんだけど新鮮に観た。


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