●連載
虚言・実言 文は一葉もどき
横浜が縄張りの元タウン誌ライター。
貧しさにもめげず言の葉を探求し、人呼んで“濱の一葉”。
ウソ半分、ホント半分の身辺雑記を綴ります。
もどきさん、自身の夏休みを総括した(?)ようです。
おつかれさま
今年も暑い夏だった。
アツイ、アツイ、ツカレタ、ツカレタと言いながら過ごした。
わたしは疲れたらすぐ横になってしまう。
いや、疲れてなくても大抵ゴロゴロしている。
だから我が家のソファーは大きくて、大小のクッションがいっぱいころがっている。
好みのクッションを好みの位置、肩や背中や腰に置いて巣作りをして新聞を読んだ
り、テレビを見たりするのは至福の休息。
そんな状態に突入すると、しばらくはちょっとやそっとでは動かぬ。
思えば子供の頃から私は疲れやすい体質で、疲れるとすぐ熱を出していた。
体が大きかったので“ウドの大木”と揶揄された。
なのに、ちょっと調子がいいと後先を見ず無理をする無鉄砲な性格も備わっている
ので始末が悪く失敗は数知れず。
例えば、楽しみにしていた遠足前に熱を出したり、受験前に肋膜炎を起こしたり、
結核にかかって大事な就職先を棒に振ったりと病気による大きな失敗は数知れず。
今思っても悔しい。
そんなわけで疲れの取り方についてはいろいろ学習した。
“疲労回復のカギは睡眠と食事”“適度な運動とストレッチ”“入浴温度はぬるめ
にしてリラックス”“戦略的仮眠・昼寝の効用”などなど。健康のためなら死んで
もいい??
あるスポーツ選手が言っていた。
「休むのも仕事のうち」って。
至言である。