8/5の日記          文は田島薫



猛暑の里山と酒宴と花火見物


先週のココ通は珍しく月曜に尾形歌人の歌が来て、長期休暇の執筆者以外全員の原稿

が揃ったんだけど、前日に3センチばかりの部分入れ歯を洗面台で落し2つに割ってし

まい午後歯医者に行ったこともあり私の原稿が遅くなり更新は夜8時過ぎになった。

その夜、友人のととなまから明日大月にある彼の山荘へ来ないか、って携帯メールが

あり、歯医者の予約があるんでだめだ、って言ってから、じゃ翌水曜の午前中に大月

駅で待ち合わせ、ってことになった。

火曜の食料の買い出しは、35度ぐらいの猛暑なんで自転車で行くことも考えたんだけ

ど、家人と歩いて行き、帰りは公園横の迂回路はやめてショートカット。

水曜の11時の待ち合わせは時間通り着いたんだけど、電車が遅れるようなニュースも

流れたんで、ととなま夫妻は近くの喫茶店で待ってたようで15分ほどロスした。

前回そうだったように昼食材料はスーパーに寄るのかと思ってたら、われわれの分も

サンドイッチを用意してる、ということだったんだけど、サンドイッチ〜?って渋っ

た私のために、ととなまと私だけコンビニに寄って、ゆでたまごと野菜ジュースを4

コづつとおぼろどうふとおかかにぎり各1コを買い、ととなまはアイスを買った。

山荘までの長い道は登りも含めほとんど日陰がないアスファルトが続き、全員汗だく、

中でもととなまの長い毛だらけの愛犬ミニダックスは一番大変そうだった。

山荘は去年の大雨と土砂崩れでこわれた風呂場などがリフォームされてたんだけど、

障子張りが全部済んでなかったんで、サンドイッチや海老天ぷらの昼飯を食った後、

私はそれを家人とやった。ととなまは川からホースで水を風呂に入れ、われわれに水

浴びを勧めたんで行くと、排水用のホースの処置がわるくて風呂場と脱衣場は水びた

しになってたのを、一騒ぎしながらととなま妻とかい出したりしてから水浴び。

まだ陽が沈む前の暑い道をみんなで駅に戻り、居酒屋でととなまおごりの生ビールな

どを飲んでから帰路に。

翌日木曜の夕方は前週に約束してた家人の兄貴が高級ワインと焼酎と菓子などを持っ

てやって来たんで、とうふやきんぴらや焼き魚やキノコ汁とビールで乾杯。テレビ業

界で働くグルメな彼の息子が勧めたワインを空けた。

金曜の午後はフェイスブックに、このところ一連の安倍政権の韓国に対する態度が傲

慢過ぎる、って書き込みをしといた。

土曜の午後は家人が夕方年上の友人のマンションから見える花火を別の友人2名と合

流して見物する、って言うんで出かける準備に忙しい家人を置いて食料買い出しは私

1人自転車で行った。

家人が出かけ、晩飯を食ってると遠くで花火の音が聞こえるんで、見えないだろうと

思いながら、一応自宅前の坂を登ってみると、そこにわが家の向かいの若旦那がいた

んで、見えないでしょ?って言ってみたら、いや、見えますよ、って言うんで向こう

を見てみると、花火の輪が丸まる上がったり消えたりしてるんで、しばらくふたりで

ながめてると、背広を着た男が通りかかったんで、見えますよ、って教えてやったら、

ああ、って言ってちょとながめてから、どこそこのビルはよく見えますよ、って言い、

じゃ、これで失礼いたしますと言って歩き去って行った。


戻る