7/29の日記          文は田島薫



夏休みの子どもの出ばなをくじくバカおやじ


先週のココ通、尾形歌人との歌更新宴会は今回も2日延期の水曜になり、木曜が休肝

日で、あっと言う間に週末の金曜。

先週始めの日に子どもの何人か遊びに来て、もう夏休みだ、ってはしゃいでて、や〜、

い〜ね〜、などと言ってやってたのが、月曜か火曜の午後、私がココ通更新を事務所

で集中してた時、外で小学生男子たちがボール遊びを楽しそうにやってるな〜、って

思ってたところ、いつの間にかだれもいなくなってたんだけど、家人が言うに、近所

のおやじのだれかが、こんな道路で遊ぶんじゃない、って怒鳴ったら、さーっとみん

な家に帰っちゃったそうで、遊ばせてやりゃーいーじゃねーか、って今度そういう状

況を見かけたらそのおやじに話をつけてやろー、って言ってたのに、雨が続いたせい

もあったにしろ、1〜2度女子が遊びに来た他、男子はほとんど顔を見せない。

暑さが戻って来たせいか、火曜と土曜の食料買い出しの他、水もんの消費が多いんで

ほぼ連日、近所のスーパーなどに出かける家人につきあった。

日曜の夜は家人が借りて来てたDVDでクリント・イーストウッドの映画「運び屋」を

観た。90才近い老人が、あそこまで機転が利いた行動やセリフをこなす、ってのは現

実の社会じゃなかなか難しいんじゃないか、って思うんだけど、これは実話にもとづ

いてる、ってことなんで、老人もやる気さえあれば存在感は示せる、ってことで、あ

きらめちゃいけない、って教訓にもなるかもしれない。しかし、そうは言っても、犯

罪の片棒を担いじゃった、ってことはまずいわけなのに、けっきょく、そうやってか

せいだ金で家族や仲間などから敬意を得られた、って事実もあるわけで、これが、一

文無しのままで、ずっとプライドを保った上に、家族からも敬意を受けることができ

るにはどうしたらいいだろうか、って考えてみたんだけど、やっぱり、敬意を得る、

ってような期待なんてもんは無くせばいい、ってことになりそうだ。

そんなことを考えながら、私は思いきりギターをかき鳴らしたのだった。


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