10/15の日記          文は田島薫



台風前の買い出しと台風後にもらったGibson


先週月曜はココ通更新、火曜の午後は食料の買い出しに家人と歩いて向かい、2軒め

は線路向こう側のずっと通ってたマーケットが1〜2ヶ月ぶりに業務用スーパーとし

て先日新装開店してたのに行き、冷凍のイカとサケとエビなどを買った。

水曜の朝は家人の年上の友人が書を習いに来たんで、ランチにオムレツ付き具沢山カ

レー風味スパゲッティ作ってやりビールで乾杯。

木曜は家人が兄貴の娘と新宿のホテルのラウンジのアフタヌーンティーをしに11時

前に出かけ、午後6時を大分回ってから帰宅。

翌日は台風が来るんで金曜のうちに食料の買い出しに行っておこう、ってことにし

たんだけど午後は雨らしいんで、午前中に家人と近所のマーケットに出かけ、一旦

帰宅してから続けて近所のスーパーへ牛乳やビールなどを買いに。

土曜は夕方ごろから風雨が出はじめるらしい、ってことでテレビで各地の被災状況

なんかを見ながら構えて待ってたんだけど、わが家の三方がコンクリで固められた

なだらかな丘に囲まれて2〜3階建ての住宅が密集してる場所なんで風の威力が弱め

られるらしく、庭の木の揺れさえ今ひとつ迫力がなく、夜中に時々外の気配をチェ

ックしたりしたけど結局近所じゅう無傷で終了の晴天の朝を迎えた。

一方、テレビのニュースでは各地の川が氾濫したり崖崩れなどで死者や行方不明者

が数十人などと報じていた。

午後は家人と2番目の最寄駅駅ビルへパンを買いに行こうと、家の前の坂を上がっ

た角の家の玄関の外に、弦全部と糸巻きが一個とれた古いギターが出てて、見ると

Gibsonのロゴ。え?うそだろ、って2メートルぐらい先のそのよくスペルを確認し

ても間違いない、捨てちゃうのかな?って不思議に思いながら出かけてパンとクラ

ッカーとオリーブオイルなどを家人が買うのをつきあってから帰宅。

夜、母親のとこに一晩避難してから帰って来てたメイに家人の携帯から電話し、ラ

グビー応援するように言ってから観たワールドカップ、ずいぶん強くなった日本対

スコットランド、勝利の四連勝、家人とハイタッチ。

祝日の月曜の朝、小雨が降ってるんで、あのギターまだ野ざらしだといけないと、

透明ゴミ袋持って行き、玄関前の門扉で呼び鈴を押してから、扉の裏のフックを勝

手にあけて、ギターを軒下まで移動させて外へ出て扉を閉めた時、中から主人らし

いのが出て来たんで、ギターいらないんですか?って聞くと、そうだ、って言うん

で、もらえますか?って聞くと、どうぞ、って言って手渡してくれたんで礼を言っ

てもらって来て、よく見てみると、Gibsonのロゴはきっちり間違いないし、さっき

ちらっと見たホールの中の紙にもそれがあるように見えたんだけど、どうもギター

ヘッドに後から金属のロゴつきの薄いプレートを張り付けたもののよう。ホールの

中の文字はGibsonじゃなくてGuitar。なんか落ちたよ、って家人が言うんで拾って

みると、なんとなくついてたのがはずれたそのボロギターのブリッジだった。

午後は気を取り直して、家人が借りて来てたDVDで前向きに生き抜いた筋ジスト

ロフィー患者の映画「こんな夜更けにバナナかよ」をふたりで観た。


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