1/7の日記          文は田島薫



元旦の都心散歩


大晦日にココ通更新し、年明けの元旦未明に年賀状画像をアップ、屠蘇と雑煮を食って

から、午後、家人とひと月ぐらい前から予約してた都内のホテルへ向かった。

家人が正月は家じゃないどっか例えば京都とかで過ごしたい、って言ってたんで、京都

まで行くのは金がかかるし、貧乏旅すれば時間もかかるしちょっと面倒だ、ってことで、

東京でいいんじゃね〜の、正月ならちょうど人もいなくて新鮮な東京を見られるんじゃ

ね〜の、ってアイデアが家人からも賛成を得たのだ。

途中地元の神社に参拝してから電車に乗り、浜松町の駅に着いた時はすでに午後4時で、

そっから10分ぐらい歩いて、ネット予約最安値だったホテルへ。玄関ホールへ入り、す

ぐにチェックインってイメージだったのが、カウンター前には何列も人が並んでるし、

手前のスペースの半分ぐらいは数10個のでかいスーツケースで占領されてる。中国から

の観光客と、どうもかち合ったようだった。20分後ぐらいに部屋に入り、上階にあるそ

れぞれ男女の大浴場で入浴後ダウンを来て外へ出てあたりを歩いてると、街灯などで雰

囲気のあるイタリア街風の石畳で若者がふたり車の前でポーズとって自撮してた。

見え隠れしてる東京タワー方向へ歩き、そばの公園でライトアップされたそれをながめ

ながら途中のコンビニで買ったおでんやにぎりめしやビールで乾杯。持参したジンライ

ムやチーズやピーナッツも追加して休んでから、足元もイルミネーションでお祭りのよ

うな東京タワーへ、チケット売り場前はやっぱり内外の観光客の若者らで大勢の列。

家人は一番上のデッキまで行きたい、って言ってたんだけど、もう予約で3時間待って

も無理のようなんで断念。大展望台も、ちょうど西側の展望は工事中で封鎖中、だって

のに上がり、正月で大分灯りの少ないしょぼい夜景を観てから、わずかな人しかいない

外階段を歩いて下り、往きと1本別の夜道を辿ってホテルへ帰還。

翌朝は、思い切って予約してあった朝食に、バイキングでなんでも好きなもんを好きな

だけ、って言うんで、いつも家人は大張りきりで、皿にいろんなもんのっけて喜んでる

んだけど、私の方はメンチカツの切れ端ととうふと納豆と飯に、トマトジュースとヨー

グルトを少々でおしまいだから多分元はとれてない。

チェックアウトすると、晴れて空気のいい空の下、初詣で賑わう増上寺を見物して、芝

公園の笑いあう外人親子のわきをぬけて、三田の慶応大学正門前で写真撮ったりしてそ

の裏の丘を上がりでかいイタリア大使館やその他をながめながら、ずーっと歩き、長い

仙台坂を上がり、アリスガワ公園のベンチで昨晩と同じメニューでランチ。

公園の池を出てすぐのパン屋でミニバケット買ったり、明治屋のスーパーに寄りたい、

って家人の希望で500メートルぐらい戻ってお茶買ったりしてから家人が看板を書いた

白金の小料理うさぎと庭園美術館前をぬけ、目黒駅から帰路へ。


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