9/3の日記          文は田島薫



散歩で大雨、家でテレビ


先週は水曜にニ−ルヤング自伝を私が自転車で図書館へ返しに行った以外、2回の

食料買い出しも、金曜のレンタルDVD返却も家人と傘を持って歩いて行った。

金曜の夕方、降りそうで降らない中、DVD返却の後店を出たところで、急に大雨が

降って来た。その後近所のスーパーを回る予定にしてたんだけど、それはやめとこ

う、って真直ぐ帰宅した時には2人のズボンもスニーカーもぐっしょり。

DVDは、「ワンダーストラック」って映画、耳が聞こえなくなった少年と50年前、

耳が聞こえない少女が、それぞれ少年は父を探し少女は母を求めニューヨークへ。

自然史博物館で時代を超えての同時進行、最後には因縁がわかる。

もう1本は「ディスイズイングランド」って、こっちも少年が主人公の映画。年上

の少年たちの仲間に入れてもらったんだけど、狂信的な愛国主義の男が現れそれに

つきあってその気になった後、それの理不尽な暴力や未熟さに気づく。

ある子供はひたむきに現実にチャレンジして、様々な大人の世界の固定観念の押し

付けから逃げて行く、ってことに観客は共感するもんで、その時に批判される大人

の側に自分もいるんでは、って考えたり気づくのがいいのかも。

テレビでは、地方の過疎化などの対策として、廃屋をリフォームして移り住んで農

業などを始める人々を支援したり、芸術家を呼んで野外芸術作品を展示してイベン

トにしたりの試みをしてるようなのを見せていた。

自然やすでにある家屋などを有効に活用する、ってことは実にいいことだと感じる

反面、盛大な費用をかけて自然の中に鉄柱を並べる、ってような作品についてはオ

ノヨーコの「想像してごらん」って言葉だけで済むんじゃね〜の、自然はできるだ

けそのままにしといた方がいいんじゃね〜の、って思うんだけど、それを観に来る

観光客が多い、ってのが事実なら、ま、それもい〜のかも。

テレビで街中などの散歩番組をついだらだら見てしまうんだけど、散歩人たちがな

んか珍しそうな店やらなにやら見つけては入って行き話を聞くのを見てて、ん〜ん、

あんまりおもしろくもないな〜、本読んでる方がいっかな、って思ったりしながら

読まずに、わきのギターとって歌歌う。


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