6/25のしゅちょう 文は田島薫
(沖縄慰霊の日14才の直感、について)
先日の沖縄慰霊の日に14才の中学生が自作の平和の詩を読んだのをYouTubeで見たん
だけど、今、平和に生きてる、ってことの有り難さと、かつて戦火に遭った島の悲惨
さと並べながら、戦争反対を素晴しい完成度の力強い詩にして披露した。
14才はもう物事の本質をわかっていて、一気にシンプルな言葉でまとめあげることが
多分だれにもできて、その詩はそれらの代表だったんじゃないか、って感じた。
戦争なんかを望む一般庶民はひとりもいない、って言うのは真実であって、それが大
事なことの全てなのだ。
そこで、そういった慰霊の日などに、くり返される庶民からの絶対戦争反対に対し、
首相などの国の政治家たちは、言葉では、悲惨な戦争はくり返さない、って言いつつ
国防のために軍事同盟の米軍基地が必要と言い続け、沖縄島内で基地を移転だけして
県知事参加の反対運動も無視しつつ新たに基地建設を強行してる。
軍事的政治はやめてもらって、周辺国へは平和外交一本でやって行くのが一番いいの
だ、って言ってる14才は正しいのだ。
それを、北朝鮮や中国からの侵略の脅威があるのだ、ってような作り話を元に日米の
軍事産業とつるんでそれが当然のことと反省もないのが自民党政府なのだ。
中国や北朝鮮の側から見れば、日米つるんで軍拡やっちゃ、近海で軍事演習やってる
ほうがよっぽど脅威に感じるはずなのに、そのことに一切の反省もないのだ。
周辺国を常に敵視しちゃ軍拡し、場合によっちゃ独断での他国政権への先制攻撃もあ
りうるなんて言ってた日米主脳の政治と、中国や韓国主脳のように、圧力より対話重
視で、ってやってきてる政治とどっちが今平和的政治かは明らかなことだろう。
現実は単純なもんじゃないんだ、などとうそぶいて軍事活動も気楽にやる大人の発想
はすでに14才の中学生の単純な直感に及ばないのだ。
複雑に考えるらしいトランプ大統領も、金がかかるから、って理由もあり北朝鮮への
軍事行動はとりあえず封印のようで歓迎なんだけど、同じ理由で日本から米軍を撤退
させたい、って言ったら、どうぞどうぞ、って言って撤退してもらうのもいいのだ。