夜と霧と大杉連と発熱
月曜の夜、ココ通歌の更新宴会に来た尾形歌人に、教えられた背中按摩器を買った
ことを告げると、見せて、って言うんで2階から持ってくると、愛おしそうに何度
も突起を押したりしながらそれにまつわる話や正しい使用法を教えてくれた。病弱
だった幼少期から体質改善努力をしてきた中でそれには効果があったようだ。
私の鼻治療中、薬を飲む必要上早起きになり、以前室内でやってた体操を朝日を浴
びながら庭のヤマモモの木の前でしてから、部屋に戻り、足の坪押しと片足スクワ
ットを10回づつやり、背中のツボ押しも追加になった。
水曜の昼前、2〜3日前図書館に予約して連絡が来てたフランクルの「夜と霧」を
受け取りに行った。大体の内容は知ってて、いつか図書館か文庫で見つけたらちゃ
んと読もう、って長年思ってた本のひとつだったんだけど、家人の熱心な勧めもあ
り図書館で検索してみたら簡単に借りられることになったのだ。
午後事務所でそれを読んでると、世代の近い俳優の大杉連が亡くなった、ってテレ
ビを見てた家人が知らせに来たのを聞いてから(?)なんだかクシャミが連発して、
花粉症の季節か、って思ってるうちに少し熱が出て来た感が(気のせいか)。
翌朝だったかここんとこ毎朝計ってて低くなってた血圧計の数値が10ぐらい高くな
り、木、金と、友人の建築設計会社のホームページのひとつが関係会社の管理して
たドメインの更新がされてなくて非表示になってたのを更新させたり、本社ホーム
ページにもコンテンツを合わせたりして夢中で過ごし土曜の朝体温計を計ると7度
5分、やっと、風邪のようだ、ってことに。
風呂は止めることにしたものの、恒例の掃除や、マスクして午後の食料の買い出し
には行き、晩酌して女子カーリング観戦し土壇場逆転銅メダルに喜んで早めに寝た
ら翌日にはほぼ回復。
日曜の午後、借りて来てたDVDで是枝監督の「歩いても歩いても」を前日ぐらいに
観てたんだけど、少し気がぼーっとしてたようなんで家人と観直した。
前に借りたDVDの予告編集を見て原田芳雄の老父ぶりがおもしろそうだったんで、
借りてみたんだけど、発表当時にはなんだか退屈そうな映画だな、ってことでスル
ーしてたのが、観てみると、老や死や時間についての切実な共感が。 |