映画だ〜い好き        文は福原まゆみ


尾形映画プロデューサーの友人が仕切る映画制作会社で働く映画好き女史が
エッセーを連載してくれてます。
映画女史のおすすめリストアップシリーズ





クリスマスの映画


8月に夏の映画をリストアップした。今回はクリスマスの映画を10本選んでみよう。


『素晴らしき哉、人生!』byフランク・キャプラ 1954年

アメリカではクリスマスにTV放映されるのが定番だといわれる。「もしあなたが存在し

なかったとしたら…」を見せてくれる人生賛歌。


『戦場のアリア』byクリスチャン・カリオン 2006年

第一次大戦中の前線で実際にあったクリスマスの奇跡。歌姫のアリアが戦場に響き、一

夜限りの停戦が実現する。


『グリンチ』byロン・ハワード 2000年

クリスマスを盗んで村人を悲しませようとする意地悪なグリンチ。これもクリスマスに

は欠かせない人気のキャラクターらしい。特殊メイクは大御所リック・ベイカー。


『マリア』byキャサリン・ハードウィック 2006年

降誕劇のロードムービー。実際にはヨセフとマリアの物語と言っても良いほど夫婦愛が

沁みる。


『ホームアローン』byクリス・コロンバス 1991年

家族のクリスマス旅行に一人取り残された少年が、家に忍び寄る泥棒たちをゲームを攻

略するが如く撃退する。もう30年近く前なのか。


『めぐり逢えたら』byノーラ・エフロン 1993年

1957年の『めぐり逢い』の影響で、運命の出会いを信じる主人公。映画のようにエンパ

イア・ステート・ビルに駆け込むと…。『めぐり逢い』と合わせて観ると面白さ倍増。


『34丁目の奇跡』byジョージ・シートン 1948年

サンタ・クロースは本当にいるのか?子どももおとなも心地よくサンタに振り回される。

人気のあまり何度もリメイクされた。


『ナイトメア・ビフォー・クリスマス』byヘンリー・セリック(ティム・バートンは、

原案・製作) 1994年

ハロウィーンの街の骸骨ジャックが、クリスマスの街を見つけ、そのカラフルで煌びや

かな雰囲気にあこがれる。ストップモーションとデジタルを融合させたミュージカル・

アニメ。


『スモーク』byウェイン・ワン 1995年

ポール・オースターの「オーギー・レンのクリスマスストーリー」が原作。一枚の写真

が人々の心を繋ぐ。現実に紛れ込んだお伽噺のよう。イチ押ししたい映画。


『Merry Christmas〜ロンドンに奇跡を起こした男』byバハラット・ナルルーリ 2018年

チャールズ・ディケンズがいかにクリスマスを作ったかが描かれているらしい。未見な

ので今年のクリスマスはこれを観よう!


皆さんの思い出のクリスマス映画は何でしょう?

Merry Christmas!!


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