10/29のねこさん 文は田島薫
パネとニケが帰って来た
パネとニケは私と家人が茨城へ出かけた日に、近所の野良猫保護会員の奥さんの世話
で会員の医者に連れてってもらい、われわれが帰った翌日の土曜の夕方、その奥さん
と夫にケージ2つに入れられ去勢手術を終えて帰って来た。
ケージから出す時、いつもごはんあげたりニケの寝床がある玄関の近くへ持って来て
開けようとしたら、パネの方はじっと待ってて開けたら逆方向へ歩き去ったのに、ニ
ケはケージの出口を逆の方に向けてたため、玄関の方へ出るのに焦って、がたがた全
身を動かしてケージのすき間から前足を1本出して騒いでる。
出口を玄関に向けてやったら、小走りに飛び出して行ってからごはんを要求した。
いやいや、なんだか旅行かなんかにだれかが連れっててくれたらしいんだけど、すぐ
こんな網の箱ん中入れるもんで、だいたい昼寝してたんだけど、いいかげん外に出し
てもらいたい、って思ってたら、おっと、知らない間にも〜、ぼくんちに帰って来て
たんだね、なんだなんだ、じゃ、って言ってあっちへ歩いて行こ〜と、あれっ?、出
らんない出らんない、おいおいおいおい、出らんないよー、おーい、あ、っと出られ
た出られた、とととととと、ごはんごはんごはんごはん。