10/1のねこさん 文は田島薫
ニケはちゃっかりもん
グレファミリーでも、ほんの2〜3週間前にいきなり登場して、なれなれし〜態度で
すき放題してるニケのことは、他の連中はあまりよくは思っていない模様で、グレや
むんはニケがいるとそばには寄らないようだし、一番体がでかいしっかりもんのパネ
も、ごはんを横から食お〜とするニケにネコパンチをみまう。それでもニケはそれを
気にしてないのか何も考えてないのか、むんがずっと寝てた玄関のネコハウスに勝手
に入ってくつろいでいる。きのうの嵐が来そうな夕方も早くからハウスに入って毛づ
くろいしてるのを、ちょっと離れた場所でむんは丸くなって何か言いた気にして私の
顔を見てる。入っていっしょに寝たらい〜んじゃね〜の、って言ってみるんだけど、
むんはそれはど〜にもしたくないよ〜なのだ。
や〜、い〜ベッドを見っけたね〜、ここはい〜やね〜、ずっとぼくのためにあるよ〜
なうってつけで、ぼく好みのインテリア、いやいや、インテリア、ってほどのもんは
ないよ〜だけど、この洗い立ての白いシーツが、ぼくのこのきれいな毛なみに似合っ
ててよ〜、そだ、もっと、毛をそ〜じしちゃうか、いやいや、い〜くらしです。なん
でみんなはこ〜いったい〜ベッド見っけらんないのかね〜、ぼくみたいに。ぼくなん
か、ひょいひょい、ってここ、見っけたもんなんだけどね〜。