雑巾LED村上春樹ケンローチ
尾形歌人のココ通歌更新宴会の週だった先週の月曜は彼の友人(?)の画家池田龍雄
さんの個展オープニング参加で翌火曜に延期になったため水曜が休肝日。友人の建築
設計会社のホームページの仕事をちょっとやってからやっとくつろいでビール飲んだ
日はもう木曜。なんだか生活実感の薄いまま1週間が過ぎそうだったんで、翌金曜は
沿線にある行きつけの安売り北欧家具店(?)へ家人と出かけることにした。
昼食後、駅に向かってふたりで歩いていると晴れてた空から小雨が降って来た。折り
畳み傘を持ってたんで出そうかとふたりで迷い、たいしたことないから大丈夫だろう、
って歩き家人のズボンのひざあたりはびっしょりになってからやっと傘を広げた。
現地の駅に着いたころにはすっかり雨も上がってて日射しが強烈だったんで、大通り
のわきの初めての小道に入ったら大正解。植木に沿った日陰の近道だった。
平日の客足は休日の20%ほどで、ふたりでじぶんちのような気分でのんびり広い店内
を散策し、家人はお気に入りの雑巾やポリ袋を、私は自宅の総LED化に不足分のLED
電球を5個買えばよかったのに明るさの迷いと格安につられけっきょく9個買った。
帰宅後、買ったLED電球を確認してみると、前回までに買ったものはもう作ってない
らしくW数がそれより少ないものと多いもので、台所のカウンターや洗面所の鏡前の
電球はW少ない暗めの新しい方がいい感じで、居間の方の全体照明をW多いやつに替
えてみたら、明るすぎで雰囲気わるいから前のがいい、ってことになり元のままにし、
新しい明るい電球はスタンドの方のにつけ替えることにした。
日曜の午後は家人がレンタルDVD借りに行きたい、って言うんで、同行しついでに久
しぶりの図書館寄ろう、って言ってそこで私がしばらく立ち読みしてたら、家人ひと
りでレンタルへ行き図書館に戻る、ってことに、私は村上春樹の「色彩を持たない〜
なんとか」を見つけそれとファンとのメール交換集のようなもんと、タイトルにひか
れた高橋順子の詩集「貧乏な椅子」を最初発見から何年も経ってまた借りた。
家人はケン・ローチの「ダニエルブレーク」を借りて来たんで、その晩一緒に観た。
イギリスの下層労働者がマニュアルだけで動く役所の非情を告発する、わが国にも共
通するような社会矛盾に視点を持った作品。グルメやファッションばっかり見せる世
の風潮の裏で大変な思いしてる人々のことも少しは考えてみて、ってメッセージ。 |