7/3のしゅちょう
            文は田島薫

不屈の心について


世界を見渡せば大変な不幸や辛いめに遭ってる人々が大勢いて、そのために怒り自暴自棄に

なったりする人も出てきても当り前だろう、って時、どんな逆境でもそうはせず、そこから

なんとか自分のできることを探し前向きにがんばって行こう、って人がいる。

私は夜、洗面所で歯磨きや軽いストレッチなどをやりながらラジオを聴いてるんだけど、そ

こでALS(筋萎縮性側索硬化症)である武藤さん、って人の番組を知った。その彼は広告の

仕事をやってるんだけど、前年から手のふるえなどがあったりで診断や入院をしても病名が

わからなかったのがだんだん手足などの不調で2014年の12月20なん日かに仙台の病院へ行

きその病名の宣告を受け、新幹線で東京へ戻る間に、ALSの理解を広めるための運動組織を

作ることを決めたそうだ。

で、2015年の1月1日にユーチューブでそれの宣言と説明をし、自分はあらゆる可能な治療

やリハビリを続けながらよりよい治療法の進歩を期待しつつ同病の人々との連帯と一般の人

々にその病気の理解と助けを願う啓蒙活動を以後のシリーズで続けてるようだ。

その後の彼の詳しい活動はまだ私はよく調べてないんだけど、啓蒙キャンペーンライブのプ

ロデュースやらバリアフリーのかっこいい服のプロデュースなどもしたらしい。

最新のそれでは、病状が進行して車椅子になってたんだけど、その車椅子もかっこのいい機

能的なものを開発してもらい、かつそれの同病の人々へのレンタルする活動をクラウドファ

ンディングで達成したようだ。

少し動きにくくなりつつあるしゃべりも、ゆっくりと力強く、はっきりと意志を伝える力が

みなぎり、時間を大切にしながら自分のやるべきことを決めてひとつひとつ集中していくこ

とに充実感と喜びを感じている、って。




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